弥生時代から令和まで。アメリカの湿地帯で樹齢2624歳の木が発見される (1/4ページ)

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弥生時代から令和まで。アメリカの湿地帯で樹齢2624歳の木が発見される
弥生時代から令和まで。アメリカの湿地帯で樹齢2624歳の木が発見される


 昭和・平成・令和どころか、なんなら弥生・古墳・飛鳥・飛鳥・・・・・令和という壮大なタイムスケールの中を生き抜いている植物が発見された。

 アメリカ、ノースカロライナ州を流れるブラックリバー沿いには、木々が生い茂る森がある。その森を形成する針葉樹ラクウショウ(学名 Taxodium distichum)の木々は、2000年も前からそこに静かに佇んでいるのだが、その中から、少なくとも樹齢2624年はあるだろうという木が発見されたのだ。

 自らのクローンを作る木でならさらに長寿の種(ユタ州のパンドは8万歳!)も見つかっているが、そうでないものとしては世界で5番目に長寿の木である。

Ancient Bald Cypress of Black River, North Carolina

・太古より栄枯盛衰を見続けていた長寿の木

 「ブラックリバーには樹齢2000年を超える木がほかにもきっとあるでしょう。3000歳近い木だってあるんじゃないでしょうか」とアーカンソー大学の地質学者デビッド・シュターレ氏は話す。

 この辺りの森は非常に古いことで知られている。たとえば1980年代には、樹齢1700歳の木が発見され、NPO団体が保全のためにあたりの土地の買収に動いたこともあった。

 だが今回の発見でわかったのは、森はそれよりずっと古いものであるということだ。
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