バチカンで開講されたエクソシスト養成講座。今年は他教派も参加OKとなり内部から反発の声も。 (1/3ページ)

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バチカンで開講されたエクソシスト養成講座。今年は他教派も参加OKとなり内部から反発の声も。
バチカンで開講されたエクソシスト養成講座。今年は他教派も参加OKとなり内部から反発の声も。


 昨年に引き続き、今年もバチカンで悪魔祓い師(エクソシスト)の訓練コースが開講された。5月6日~11日のことだ。

 これが意味するところは、世界的に悪魔が跳梁跋扈する情勢はいまだ改善されていないということである。原因として挙げられているのも、「タロットなどオカルトへの興味と安易な実践」そして「インターネットとSNSによる伝播力」と、特に変化はない。

・関連記事:エクソシストの不足が深刻化し、バチカンが養成講座を開講

 だが、原因の追究と解析はともかく、対策については、バチカンは今年また新たな一歩を踏み出した。訓練コースにカトリック以外の教派の聖職者も参加し、共に対応法を協議したのである。

・他教派に開かれた今年のエクソシスト養成コース

 「異なる教派が一堂に会してエクソシズムの経験について比較するのは今回が初めてです。これはお互いに助け合うためで、その意思があるなら、(エクソシズムの)実践に、より磨きをかけることができるでしょう」

 こう語るのは、会議の共催者の一人、ペドロ・バラホン・ムーニョス神父だ。

 「映画の『エクソシスト』や『ザ・ライト』に描かれるように、カトリック教会はエクソシズムと最も関係があります。ですが、エクソシズムを行う唯一の教会なのではありません。悪魔の追放は、キリスト教会の起源、その最も初期まで遡ることができるのです」

 そして今回、カトリックの他に、プロテスタントからルター派とペンテコステ派、東方教会からはギリシャ正教会の代表が、エクソシズムに関して協議するために集まったのだ。
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