長澤まさみ“コスプレ・エロス”遠慮なしの全開! 映画版『コンフィデンスマンJP』

まいじつ

長澤まさみ“コスプレ・エロス”遠慮なしの全開! 映画版『コンフィデンスマンJP』

映画評論家・秋本鉄次のシネマ道『コンフィデンスマンJP』

配給/東宝 TOHOシネマズ日比谷ほかにて全国公開中
監督/田中亮
出演/長澤まさみ、東出昌大、竹内結子、三浦春馬、江口洋介ほか

ごひいきの長澤まさみが詐欺師を演じるというだけで見ていたテレビの『コンフィデンスマンJP』の映画版。何でもかんでも劇場版にしやがって、と本来ならムカつくところだが、まさみちゃんなら仕方がない、とイソイソ試写に駆け付ける自分もチョロいね。

今度は舞台もデッカく海外で、香港篇! 悪党たちを騙し続ける最高のコンフィデンスマン(信用詐欺師)集団のダー子(長澤まさみ)、ボクちゃん(東出昌大)、リチャード(小日向文世)らの次なるおサカナ(獲物)は、香港マフィアの女帝ラン・リウ(竹内結子)が所有するといわれている伝説のパープルダイヤ! 香港に飛んだ一行は、女帝がなかなかエサに食い付かず苦戦するが…。

美人コメディエンヌの王道

何と言っても、冒頭からハイテンションなコメディエンヌぶりを発揮する長澤まさみの魅力がバクハツ。テレビ版でも登場した腐れ縁のヤクザを演じる江口洋介との出し抜き合いや、新登場の元恋人の詐欺師役、三浦春馬とのさや当て〝ラブ・モード〟を醸し出したり、とにかくにぎやかに展開するが、最大の見どころは、黄地に黒いラインのブルース・リー衣裳で「アチョ~」とやったり、Jポップアイドルユニットの衣裳まで披露する〝コスプレ〟の数々。脱ぎそうで脱がない彼女だが、もはや彼女は着衣でもエロい、と思っているのでこれで満足のココロ(と言いつつ、彼女の〝脱ぎ〟を密かに期待している)。

歌舞伎メークのアイマスクで大見得を切ったり、変顔見せたり、バカスカ食ったり、ガーガーいびきかいたり…はしたないことこの上ない彼女がボクにはとってもチャーミング! あの〝必殺ガハハ笑い〟も大好きで、溶けそうなくらい。最近、この長澤の〝ガハハ笑い〟を共演男優がモノマネして茶化して大モメ、長澤困惑、みたいな報道もあったが、そんなのしょせん〝番宣〟でしょ。彼女はそこまでヤワじゃないはず。

最後のドンデン返しまで、ドタバタが止まらない。個人的には、同じ東宝映画でいえば、クレージー・キャッツの『香港クレージー作戦』(63年)を思い出したゾ、というと齢がバレるか。すでに三十路の彼女の年齢をヤユするギャグもあって楽しい。生瀬勝久が「ババアだな。代えるか」だもの。すでに長澤まさみは、イジられキャラになっている。まあ、ボクも彼女をイジりながら愛し続けているクチなので大歓迎。これぞ美人コメディエンヌの王道ではないか。

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