福山雅治『集団左遷!!』今さらの“ミスキャスト”評噴出で俳優廃業危機
現在放送中のTBS日曜劇場『集団左遷!!』に、今さらながら「ミスキャストだ」の声が噴出している。同ドラマは福山雅治が主演。5月12日放送の第4話までの平均視聴率は10.8%で、これをいいと見るか悪いと見るかは微妙だ。
「日曜劇場は、あの『半沢直樹』(全話平均視聴率28.7%)を生んだドラマの名門枠。直近の10作で平均視聴率10%前後が4作あったものの、17%台、16%台が1回ずつ14%台が2回、13%台が2回と、6割の作品が13%を超えています。『集団左遷!!』はどうでしょうか」(ドラマライター)
『集団左遷!!』は第2話と第4話で、すでに10%割れを記録。今は初回に記録した13.8%の貯金で持っている感じだ。
「福山は切羽詰まった銀行マンを演じているのですが、何だかそれを感じさせない。どこかタレント然としており、リアリティーに欠けるのです。すぐ白い歯を見せるし、どう見ても顔に締まりがない。完全にミスキャストです」(同・ライター)
危機感が感じられないキャラ
福山演じる主人公の銀行員・片岡洋は、理不尽なことも「会社で生き残るためだ」と考えるサラリーマンの典型。片岡はある日、50歳を目前にして支店長への昇任人事を受ける。その喜びもつかの間、赴任先は廃店が決定している「蒲田支店」だった。上層部からの「無事廃店の際には本部に戻し優遇する」という甘言に、半信半疑のまま支店長に就く。
「ヘタに廃店すると自分の責任になるのはサラリーマンの常。蒲田支店にはヤル気の人間も多く、片岡も売り上げを作るために奔走するのですが、さして審査もせず融資に走るなど、お世辞にも切れる銀行員とは言えない。どう見ても支店長の器という感じがありません」(テレビ雑誌編集者)
副支店長の真山徹は香川照之が演じている。実際の年齢は香川の方が福山より3歳上であり、『半沢直樹』には超悪役上司で出演していた。年齢が上で福山の部下というのも、どこかイメージにギャップがあり過ぎる。
「福山はどちらかというと、ほんわかムードのマイホーム系。どうしても追い込まれたサラリーマン像が湧かない。しかも福山は、前回出たドラマ『ラヴソング』(フジテレビ系)が平均視聴率8・5%と惨敗した俳優です。巻き返しは厳しいかもしれませんね」(同・編集者)
福山は2015年に女優の吹石一恵と結婚したことで人気が急降下し、浮上のきっかけをつかめずにいた。今回の悪評ぶりを見ると、残りの視聴率次第ではあるが〝俳優廃業〟も現実味を帯びてきそうだ。