オリックス榊原翼、夢の阿部慎之助との対決を制すも直後に「悔しい」悪夢の一発に泣く (1/2ページ)

リアルライブ

オリックス榊原翼、夢の阿部慎之助との対決を制すも直後に「悔しい」悪夢の一発に泣く

セ・パ交流戦
オリックス 4-3 巨人(2回戦)
※オリックスの1勝1敗
▽19日 東京ドーム 観衆 43,091人

「ちゃんと覚えててくれました」

 18日の練習前、グラウンドに姿を見せたオリックス高卒3年目の右腕、榊原翼は、同僚の山岡泰輔らに「早く行って来いよ」と急かされながら、緊張した面持ちで一塁側の巨人ベンチへ。そこに立っていたのは、中学3年生の時、地元・千葉の銚子で共通の知り合いを通して紹介してもらったことがある憧れの存在、阿部慎之助である。短い時間だったが、阿部とプロの舞台で再会を果たすとは、とても夢のある話で、榊原はこの日の登板を待ちわびていた。

 榊原は6日のDeNA戦(京セラドーム大阪)で打球を掌に受けたため、大事をとって登録を抹消し、ローテーションを“一回休み”にしたが、一軍には帯同を続けており、「早く投げたいです」と毎日のように口にしていた。元気が有り余ってる状況で迎えた今回の東京遠征は、榊原にとって生涯忘れられないものになったのではないだろうか。

 巨人はスタメンで阿部を起用せず、一塁は大城卓三、キャッチャーは炭谷銀仁朗がそれぞれ守備についた。一回休んだことで「緊張した」という榊原だが、巨人の先発も同い年の髙田萌生とあって、負けられない気持ちも強く、「思い切って腕を振っていきました」という。4回に巨人の4番、岡本和真にソロホームランを打たれたが、その他は6回終了まで完璧なピッチングを披露。味方も2回にディレイスチールで先制すると、4回には大城滉二、小田裕也の連続タイムリーで計3点の援護。

 そして迎えた7回、先頭の若林晃弘を四球で出してしまうと、ピッチャーの打順で、巨人ベンチが動いた。原辰徳監督はホームランが出れば同点という最高の場面で阿部を代打で送り出した。榊原は「マウンドで鳥肌が立った」と夢の場面を振り返っていたが、阿部は2球目に内角に入ったストレートを捉えボールは高々とライト方向へ。「最初は入ったと思った」という榊原だが、結果はそこまでは飛ばずライトフライに。最初の対決は「なんとか押していけた」榊原に軍配が上がった。しかし、その直後である。昨年までオリックスに在籍していた中島宏之が代打で登場。

「オリックス榊原翼、夢の阿部慎之助との対決を制すも直後に「悔しい」悪夢の一発に泣く」のページです。デイリーニュースオンラインは、スポーツなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る

人気キーワード一覧