心と体をリフレッシュ。ダウンドッグのやり方 (1/3ページ)
ヨガのレッスン中では、必ずといってよいほど行われる基礎の動きですが、体を伸ばす方向性を見失うと、上半身に力みが出て苦しい姿勢に……。動きのコツをつかんで気持ちよく伸びると、呼吸も深まり、心までリフレッシュできるようになります。
今回はダウンドッグの効果、やり方について、基本を紹介していきます。
■ダウンドッグのポーズとは?
サンスクリット語で「アド・ムカ・シュヴァーナ・アーサナ(下を向いた犬のポーズ)」と呼び、手足を床につけ、腰を引き上げながら、背中を伸ばす姿勢が伸びをしている犬のように見えることから名づけられました。
ダウンドッグのポーズは、連続してポーズを行う際に、つなぎの動作として行われたり、前回ご紹介した「チャイルドポーズ」と同様に、休憩の姿勢として取り入れられたりします。
つまり、ヨガのレッスンで避けては通れないポーズ!
この機会にコツを押さえて、苦手意識を克服していきましょう。正しく行えると、得るものも大きいですよ!
◇ポーズの効果
主なポーズの効果は以下の通り。
☆全身の血液循環が促進
肩まわりや背中、腰、脚の裏(太もも、膝の裏、ふくらはぎなど)といった、疲れやコリが溜まりやすい体の背面をストレッチすることで、全身の血液循環を促します。
これにより、体をいきいきと活性化させる働きがあります。
☆心身の緊張をほぐす
大きな筋肉をしっかりと動かし、ほぐすことで心身の緊張がゆるみます。
さらに、緊張がゆるむことで、気持ちのよい呼吸が行えるようにも。意識的に行う深い呼吸は、副交感神経を優位にし、心と体をリラックスさせます。
■ダウンドッグのやり方とコツ
ここでは、ダウンドッグのやり方についてくわしく解説します。
◇ポーズの手順
1. 両手両足を床につけた四つん這いの姿勢を取る。このとき、両膝の間隔は腰幅、手の位置は肩幅に。