筒香、菊池涼介が直面したメジャー挑戦のタイムリミット (1/2ページ)

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筒香、菊池涼介が直面したメジャー挑戦のタイムリミット

 「プライム・タイム」というものがあるらしい。自身の夢と、オリンピック、古巣への恩義を天秤にかけるのだから、決断はますます難しくなる。

 横浜DeNAベイスターズの筒香嘉智外野手(27)、広島東洋カープ・菊池涼介内野手(29)がメジャー挑戦の可能性があると明言している。両選手ともその実力はWBC(2017年大会)でも証明済み。メジャースカウトも高く評価していたが、「好条件での渡米」とはならないようだ。

 「今季、筒香はグリップを下げ、ノーステップ打法に変えています。外国人投手独特の動くボールに対応するためであり、メジャーリーグ挑戦を意識したものでしょう。菊池も昨年オフの契約更改後の会見で『トップのレベルでやりたいと思っている選手はたくさんいる。僕もその一人』と語っています」(ベテラン記者)

 メジャースカウトもこの2人に熱い視線を送ってきた。しかし、「レギュラーを保証されて」ということにはならないらしい。

 「日本人の大砲タイプとなると、ゴジラ松井以来ですか…。大谷は特異な例だとしても、メジャーでは日本人のパワーヒッターに否定的な見解を持つ関係者も少なくありません。ゴジラ松井が移籍1年目で動くボールに苦しんだこともあり、そのへんに関しては筒香も研究しているように見えますが、筒香の場合、守備能力がネックになると思います。外野守備はあまり上手ではないし、一塁、三塁、指名打者で使うとなると、このポジションにはメジャーの本塁打王争いの常連がいっぱいいますからね」(米国人ライター)

 対照的に、守備センスの高い菊池だが、打撃に関しては疑問符がつく。昨季は打率2割3分3厘、今季も2割6分前後といったところ。前回WBCでも2分6分7厘だった。

 米挑戦の際は「守備の人」となるが、「肩の強さは再チェックしたい」(ア・リーグ中地区スカウト)との声も聞かれた。

 「メジャーの内野手は日本と比べ、やや深く守る傾向にあります。

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