「4番・清宮」が定着で再燃する日本ハム・中田翔の去就問題 (2/2ページ)

リアルライブ

彼自身、残留するか、新天地を求めるかで迷った時期もありました」(前出・スポーツ紙記者)

 中田にもメンツがある。後輩の清宮に4番の座を奪われたとなれば、チームに残留する意味がなくなってしまう。また、中田は肩が強いので、一塁だけではなく、外野守備も可能だ。今オフ、FA権を行使すれば、大砲候補として獲得する外国人選手が活躍できず、シーズン途中での緊急補強を繰り返している阪神、主砲・筒香嘉智の米球界挑戦が噂されているDeNA、戦力の建て直しが必須な広島、チーム打率の低いオリックスなどは、獲得を“検討”するだろう。

 「中田の推定年俸は2億8000万円ですよ。FAで獲るとなれば、その後の人的補償や金銭補償のリスクも伴います」(球界関係者)

 FAでも獲得しにくい選手ということのようだ。

 もっとも、日本ハムは戦力の重複を嫌う。日本ハム側から中田を交換要員にし、仕掛けてくるのであれば、話は違ってくる。中田に興味のある球団は少なくないが、日本ハム側から仕掛けてくるのを待つといった感じになりそうだ。

 清宮が4番バッターとして成長した暁には、波乱が起こりそうである。(スポーツライター・飯山満)

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