働きやすさを作るために 「オヤジ上司」をあしらい、利用する方法 (2/2ページ)

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■とても得する? 「教えられ上手」

教え上手な人には誰もが憧れるものですが、人から好かれるなら「教えられ上手」になることも大事です。

「男らしさ」が求められる世界で生きてきた男性上司にとって、頼られることは嬉しいこと。格好つけですから、特に女性から頼られればより一層力を入れて教えてくれます。そして、どんどん頼って気に入れられれば、自分が立てた企画ややりたい仕事を任せてくれたり、困ったときに助けてくれたりする可能性が高まります。

もちろん、訊く(尋ねる)タイミングを計ること、丁寧にお願いして素直に話を聞く「訊く姿勢」をちゃんとすること、そして感謝の気持ちを表すことは、男女問わず大切。その上で、どんどん訊いていけば、男性上司は得意げに説明してくれるはずです。

海外での勤務経験も豊富な古川氏の目には、営業職においても「同じ条件下では女性の営業のほうが男性より上手」であり、日本の女性の管理職の少なさは問題であると見えているようです。

もちろん、40~50代の男性上司の中には、色眼鏡を使わず思慮深い対応ができる優秀な人もいます。ただ、その一方で頭の中は昭和のままの「オヤジ上司」が居座っている組織があるのも事実です。
そうした上司たちが引退するまで待っているのは時間のムダ。会社も社会も大きな損失です。その状態から抜け出すためにも、古川氏の指摘する「オヤジ上司」を上手く利用する技術が必要なのかもしれません。

(新刊JP編集部)

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