落ちてきた女中、赤ん坊の遺棄…江戸時代、大奥で起こった怪事件の数々 (1/3ページ)

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落ちてきた女中、赤ん坊の遺棄…江戸時代、大奥で起こった怪事件の数々

江戸時代、将軍に仕えるために作られた大奥は、多いときで3000人ほどの女性がいたと言われています。それほどの人が集まる場所には、さまざまな出来事があったでしょうね。今回は、大奥で起こった謎が多い怪事件をいくつかご紹介いたします。

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あらしという御末の事件

文政の頃、名前を「あらし」という御末がいました。(※御末とは、大奥でも下級の女中のこと)5月15日の朝、あらしの姿が見えませんでしたが、周りは「どこかで長話でもしているのだろう」と気にもとめません。

しかし時間が経っても姿を現さないことから、さすがにおかしいと思い相部屋の女中が探し始めます。さらに時間が経過して、夜半になってもあらしは出てきません。その頃には皆であらしの行方を捜すほどの騒動になっています。

千代田之大奥 おたち退

大奥中が大騒ぎになり、5月18日の夜を迎えます。午前2時頃、御天守台の下にいた人の耳に、「あらしはここに」というしわがれた声が響きます。そしていきなり落ちてきたのがあらしの無残な遺体でした。

全身をかきむしられた血だらけのあらし。

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