天才テリー伊藤対談「山下真司」(2)高額ギャラよりも俳優を選んだの!? (1/2ページ)
テリー もったいない話だな、人気ドラマの主役なのに。でも、もともとモデル出身だから、山下さんは昔からモテていたんでしょう。
山下 ああ、その頃は確かに(笑)。「メンズクラブ」なんかのファッション誌では、女性モデルと一緒の仕事もあってね。撮影が終わったら、外国人やハーフの娘から「夜遊びに行くから案内してほしい」って、よく言われたんですよ。
テリー 逆ナンですか、夢のようですね。
山下 しかも僕、当時は生意気にもコルベット・スティングレイをオープンカーにして乗っていたんです。
テリー ええっ、当時あんなクルマ、日本でなかなか見かけなかったですよ!
山下 まだ当時20代前半ですし、金髪の女の子を乗っけて青山通りをビャーッと走るのがカッコいいと思っていたんです。もっとも、コルベットは中古のボロでリッター3キロぐらいしか走らないから、飯を抜いてガソリン代にしていたんですけれどね(苦笑)。
テリー 当時の夜遊びってどこに行ってたんですか。
山下 赤坂の「ビブロス」みたいなディスコですね。ナンパ目的で、ほとんど毎日のように通ってました。
テリー その頃のディスコって、若者にとって特別な場所でしたよね。
山下 そうですね、来ているのは有名人や文化人ばかりで、僕が覚えているだけでもオノ・ヨーコさんや岩城滉一さん、舘ひろしさん、かたせ梨乃さんが来られていましたから。でも、そういうところでモテるのは、やっぱり外国人のタレント、野球選手でした。彼らはやっぱり大きくてカッコいいし、お金持ちでね。
テリー 失礼ですが、山下さんの当時の収入って、どのぐらいだったんですか。