わくわく地方競馬

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 JBCまで2カ月を切った浦和競馬では、初のビッグイベント開催に向け準備が着々を進んでいる。

 新しく2号スタンドがオープン。ゴールがほぼ目の前に臨める好位置にあり、1階は自由席、2・3階は指定席(264席)。特に2階には、グループで利用可能なボックス指定席や車いす席も用意されており、じっくり競馬観戦ができる環境となっている。

 そんなピカピカの2号スタンドで楽しみたいのが、12日に開催される『第30回テレ玉杯オーバルスプリント』だ。2011年より中央・地方交流レースとなった別定戦。2016年はレーザーバレットが連覇を達成したが、昨年のノブワイルド、2017年のサイタスリーレッド、2015年のレーザーバレット、2014年のキョウエイアシュラ、2012年のアースサウンド、2011年のダイショウジェットは重賞初制覇だった。

 オーバルスプリントの負担重量は、JpnⅠの1着馬が5キロ増(以降Jpn通算3勝以上は1キロ増。上限は4歳以上60キロ)など、グレート競走勝ち馬は厳しい斤量を背負うことになる。そのためか、1番人気の馬は大きく苦戦しており、8年連続で人気を裏切る結果となっている。酷暑の残る時期のレースで体調を整えるのも難しいため、実績通りとはいかないようだ。

 また、浦和1400メートルの交流重賞といえば『さきたま杯』もあるが、過去23回のさきたま杯の特徴を探ると9歳馬1勝、8歳馬1勝、7歳馬7勝、6歳馬8勝と高齢馬の活躍が目立つ。

 オーバルスプリントに関しても、2016・2015年勝ち馬のレーザーバレットは8・7歳、2014年キョウエイアシュラは7歳、2011年ダイショウジェットは8歳。夏を好成績で乗り切った高齢馬が、キーポイントとなりそうだ。

 さて、18日は大井競馬の長距離重賞『第56回東京記念』が開催される。1964年に東京オリンピックを記念して開設された当レース。1977年まで東京オリンピック記念の名称で親しまれていた。

 2018年よりSⅠに格上げされ、南関東所属の長距離馬にとっては秋最大の目標レースとなっている。騎手の技量が大きく結果を左右するといわれる長距離戦。過去8勝の的場文男が、またも記録を伸ばすことができるか期待したい。

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