貴乃花の怨念 貴ノ富士「引退勧告」と阿武松親方「退職」の真相 (1/3ページ)

週刊実話

貴乃花の怨念 貴ノ富士「引退勧告」と阿武松親方「退職」の真相

 関脇御嶽海(26)の優勝で大混戦の秋場所が幕を閉じたばかりの大相撲界で、“新たな闘い”がすでに始まっている。付け人を相手に2度目の暴力事件を起こし、自主引退を促された旧貴乃花部屋の十両、貴ノ富士(22=千賀ノ浦部屋)が不服を訴え、法的手段に出る構えを見せているのだ。その一方、つい1年前まで元貴乃花親方の右腕だった阿武松審判部長(58、元関脇益荒雄)が電撃的に退職。“貴乃花の怨念”はいまだに大相撲界を揺るがし続けている――。

 どうしてこんなに「旧貴乃花部屋勢」ばかりがトラブルを引き起こすのか。去年の春場所の最中、支度部屋で付け人にグーパンチを浴びせ、十両から幕下落ちした貴ノ富士がまたまた付け人の頭をゲンコツで殴る事件を引き起こしたのは、秋場所前の8月31日のことだった。

 「懲りない人間、というのはこういうヤツのことでしょう。去年の春の時も、力士たちの見ている前でやったというので悪質性が問われ、本来ならクビになるところを当時の師匠の元貴乃花親方が内閣府に提出していた告発状を取り下げるなど、平身低頭して詫び、なんとか1場所の出場停止で助けてもらったのに、また同じことをするなんて。バカとしか言いようがない。厳罰は当然。芝田山理事(元横綱大乃国)は、『まだ22歳と若いし、これは温情だ』と話し、26日の理事会で自主引退を促したことを明らかにしましたが、これまで相撲協会が積み重ねてきた暴力追放の研修会などの努力をフイにしたわけです。懲罰解雇されてもおかしくないところでした」(協会関係者)

 ところが、ここから貴ノ富士の大迷走が始まる。協会の決定に従うように説得する師匠の千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)の手を振り払い、スポーツ庁に適切な処分を求める上申書を提出。さらに同27日には文部科学省内で弁護士2人を同伴して異例の記者会見を開き、引退指令を拒否したのだ。

 「記者会見では『もう一度、土俵に戻って相撲道に精進したい』の一点張り。

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