サンスポ水戸正晴の「絶対万券」論「フェアリーポルカが波乱演出」 (1/2ページ)

アサ芸プラス

サンスポ水戸正晴の「絶対万券」論「フェアリーポルカが波乱演出」

 3歳牝馬による秋の女王決定戦、秋華賞が今週のメインだ。

 桜花賞馬グランアレグリア、オークス馬ラヴズオンリーユーの名がなく、阪神JFを制して2歳女王の座に就いたダノンファンタジーが前哨戦のローズSをレコード勝ちしてみごとに復活。この馬が最有力候補とみられているが、期待された桜花賞が4着、オークスは5着に敗れている。それだけにレコード駆けの反動が懸念されるところで、またもや‥‥の不安は拭いきれない。

 今回はオークス2着惜敗のカレンブーケドールなど有力候補とみられる馬が多く、また伏兵陣も多彩。下馬評どおりに決まりそうもないムードが漂っている。

 02年に馬単が導入されて以降、これまでの17年間、その馬単での万馬券はわずか1回(馬連も1回)。この間、1番人気馬が5勝(2着3回)、2番人気馬は7勝(2着2回)。比較的堅い、本命サイドとみていいGI戦だが、今回の顔ぶれを眺めてみると、波乱の目も十分ありそうに思えてならない。

 穴党の出番と武者震いしているが、それにしても目移りしてしまい、なんとも悩ましい。

 混戦とニラんでイチオシしたいのは、フェアリーポルカである。

 春最後の一戦となったオークスは16着と期待を大きく裏切ってくれたが、外枠の不利をはね返そうと前半無理をしたことがたたって、道中、何度か不利を被ったのが痛かった。途中で戦意喪失してしまった感もあり、それに使いづめで調子のピークを過ぎてもいたようだ。というわけで参考外にしていい。

 もともと能力はかなりのものと評価している。外枠の馬が不利を被りやすい東京芝2000メートルで行われたフローラSは、18頭立ての最外枠ながら、勝ち馬とわずかコンマ1秒差の5着と大健闘。力が確かだからこその芸当だった。

 よって、秋初戦となった前走の紫苑S2着(6番人気)の結果は驚くに値しない。オークス以来3カ月半ぶりの実戦ということで体重は16キロ増と、やや余裕残しの状態だったことを思うと、なおさらだ。

 この中間は使われたことで大幅な良化ぶりを見せている。

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