2019プロ野球「ワーストナイン」(2)ソフトバンク・内川は満塁打率で驚異の0割 (2/2ページ)
井口監督が我慢して使っていたけれど、結果は2割3分2厘というパの最低打率。本来、中村は4番も打てるバッターなんだけどね。同じロッテのレアード(32)の負け試合ホームランの多さはわかる気がする。ランナーが出ると打たないですから。だから、終盤戦は7番8番だったよね」(伊原氏)
先の内川をはじめ、ソフトバンクには高額年俸選手がひしめいている。中でも柳田悠岐(31)が筆頭格だ。
「ケガだからしょうがないといえばしょうがないけど、5億7000万円ももらってるんだから自己管理能力を問われてもしょうがないだろうね。無事之名馬ではないけど、名選手はケガをしません。ONもイチローもそうでした。ONはお客さんのために、オープン戦も最初から最後まで出ずっぱりだったわけですからね」(角氏)
ファンの期待を裏切ることが何よりもワーストなのだ。
ところで、角氏は今季のプロ野球界最大の謎は、丸の人的補償として、広島が巨人から長野久義(34)を獲得したことだという。
「緒方監督はなんで長野を使わなかったのかな。長野は燃えてたシーズンだったと思うんですよ。若手育成のチームという理由で使わないのであれば、なぜ獲ったのか。使って結果を残せずに降ろされるのはわかる。結果が出るまで使ってないですから、意味がわかりません」
かつて小林繁が対巨人戦8連勝、シーズン最多の22勝をあげたように、巨人—広島戦で長野が丸の目の前で大活躍する。そんな人間ドラマを演出できなかった緒方監督こそ、ワースト監督だったのかもしれない。