古代エジプトの猫のミイラの中身をCTスキャン、3匹の猫の体の部位が入っていたことが判明(フランス研究) (1/3ページ)

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古代エジプトの猫のミイラの中身をCTスキャン、3匹の猫の体の部位が入っていたことが判明(フランス研究)
古代エジプトの猫のミイラの中身をCTスキャン、3匹の猫の体の部位が入っていたことが判明(フランス研究)

image by:Museum of Fine Arts of Rennes

 フランス、レンヌ美術館に所蔵されている2500年前の古代の猫のミイラをCTスキャンしたところ、中に入っていたのは1匹だけではないことがわかった。3匹分の猫の体の部位が出てきたのだ。

 ミイラの頭の部分に猫の頭はなく、代わりに丸めた織物が詰められており、頭蓋、椎骨、肋骨などもなく、その代わりに3匹分の猫の後ろ脚の骨が5本収められていたことがわかった。
・2500年前の猫のミイラをCTスキャン

 古代エジプトで猫のミイラは珍しいことではない。これまでにも何十体もの猫のミイラが埋葬地から見つかっている。古代エジプトでは、ペットが飼い主と一緒に埋葬されるのは普通だった。

 神への供え物として動物を永久に保存したいと願う気持ちから、動物のミイラを作る仕事が産業として確立され、7000万体以上が作られたという。

 最近、フランス国立予防考古学研究所(INRAP)の研究グループは、フランス、レンヌ美術館に所蔵されている2500年前の古代エジプトの猫のミイラを分析した。

 ミイラを巻いている布をほどくことなく中身を知るために、そのままCTスキャンにかけて3次元デジタル画像を作成し、透明な3Dプリントを再構成した。
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