あえて楽しくなることをしない。シリコンバレーの最新トレンド「ドーパミン断食」とは? (1/4ページ)

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あえて楽しくなることをしない。シリコンバレーの最新トレンド「ドーパミン断食」とは?
あえて楽しくなることをしない。シリコンバレーの最新トレンド「ドーパミン断食」とは?

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ハイテク産業の中心地、アメリカカリフォルニア州のシリコンバレーで今、「ドーパミン断食(Dopain Fasting)」なるものが流行っているそうだ。

 ドーパミンとは、中枢神経系に存在する神経伝達物質で、楽しいこと、うれしいこと、あんなことこんなことをすると脳内に分泌される脳内麻薬のことだ。

 ドーパミン断食の実践者によると、あえて楽しいことを慎み、ドーパミンの分泌を抑えることで、脳がリセットされ、人生をシンプルかつ深く味わえるようになるのだそうだ。

 実践者の中には、友達付き合いを一時なくしてみたり、他人と目すら合わせない人もいる。それもこれも、楽しくなってドーパミンが脳に放出されないようにするためだ。

 だが果たして、こんなことに本当に意味があるのだろうか?
・ドーパミンがもたらす作用

 まず覚えておいてほしいのは、ドーパミンは神経伝達物質であるということだ。脳内に信号を伝える化学物質であって、運動制御、記憶、覚醒、報酬系といったさまざまな機能に関与している。

 そのようなドーパミンが不足するとどうなるのか? たとえば筋肉の硬直や震えを症状とするパーキンソン病は、ドーパミン不足が原因で起きる病気だ。
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