「糖質制限」「一日30品目」は間違い!死ぬ食習慣 (1/2ページ)

日刊大衆

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 毎日のように、情報が更新されてゆくのが現代社会。それは我々の日々の「食」についても同じことが言える。

 たとえば、粗食のススメ。「粗食こそが長寿の源」という常識について、新潟大学の岡田正彦名誉教授(医学博士)が、こう否定する。

「粗食を続けていると摂取すべきカロリーが不足し、細胞の衰えを招き、老化を早めます。逆に、しっかり食事をとっている人が長生きしています。粗食は命を縮めると考えてください」

 長寿の源どころか、粗食は「死」を招くわけだから真逆の話なのだ。こんな間違いだらけの「食習慣」や「食べ物」は、まだまだある。中でも、誤解されやすい常識に焦点をあてたい。

 まず、今、流行りの「糖質制限(ダイエット)は体にいい」も間違いだとか。

「糖質制限と食事制限とは違います。摂取カロリーを保ったまま、糖質だけを制限しようとすると、どうしてもタンパク質の摂取が多くなってしまいます。タンパク質の摂取が5グラム増えるごとに心筋梗塞の発症率が5%ずつ増えるというデータがあり、たとえば糖質を20グラム減らして、すべてタンパク質で補ったとすると、心筋梗塞のリスクが2割アップすることになります。糖質制限は死亡率を高めます」(岡田氏)

 粗食や偏ったダイエットもいけないが、かといって「1日に30品目以上食べる」のもNG。『医者が教える食事術2実践バイブル』(ダイヤモンド社)の著書で知られる『AGE牧田クリニック』(東京都中央区)院長で医学博士の牧田善二氏が解説する。

「厚生労働省の『1日に30品目を食べる』という基準を信じている方もいると思いますが、この基準は2000年の段階で削除されています。そんなに多くの品目をとると逆に食べ過ぎになり、肥満や生活習慣病を増やすことが分かったからです」

 健康志向の高まりとともに、「特定保健用食品(トクホ)」を意識して買っている人もいるだろうが、「トクホが体にいい」にも疑問符がつくという。

 トクホとは、有効性・安全性などの科学的根拠を示して、国の審査のもとに消費者庁の許可を受けた食品のこと。

「ただし、科学的根拠を示す期間は12週間だけ。

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