大抜擢! 巨人・原監督が先発入りさせる19歳、「行ける」と思わせたきっかけは (1/2ページ)

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巨人キャンプ宮崎
巨人キャンプ宮崎

 ペナントレースに向け、駆け引きはもう始まっていた。

 2月13日の巨人紅白戦で、今季の先発ローテーションがようやく見えてきた。エース菅野は健在、二番手として新加入のサンチェスが期待されているのは既報通りだが、「三番手以降が見えてこない」状況だった。

 そんな中、原辰徳監督(61)が秘かに期待しているが分かった。プロ2年目、19歳の戸郷翔征だ。

 「新人だった昨季は、シーズン終盤に一軍昇格を果たしました。奇しくも、一軍初登板(先発)の日がリーグ優勝の掛かった試合となりました」(スポーツ紙記者)

 背番号も「68」から「13」に変更された。背番号の変更からも期待の若手であることは分かるが、ローテーションの三番手は荷が重すぎるのでは…。

 「戸郷はプロ初登板の勢いでクライマックスシリーズ、日本シリーズでも先発しています。原監督は優勝の掛かった大一番でも動じない、度胸の座ったピッチングを見て以来、『行ける』と思っていました」(球界関係者)

 また、原監督のコメントからもローテーション入りが予想されるピッチャーが分かった。キャンプ視察に現れた年長のプロ野球解説者に対して発していたのだが、桜井俊貴(26)を指して「やってもらわないと困る」と言い、鍬原拓也(23)については「期待している」と言い切り、古川侑利(24)は「(先発が)ダメでもシーズンを通してやってもらう」と話していた。戸郷、桜井、鍬原、古川。おそらく、高橋、田口の左投手の状況も見て、先発ローテーションの6人が決まるのだろう。

 ライバル球団のスコアラーがこう続ける。「巨人の先発三番手以降? 一番イヤなピッチャーは畠(世周=25)だよ。ストレートに力があるし」

 その畠は紅白戦で先発し、2回無安打と結果を出した。前回登板では、1回3失点と崩れたからか、原監督は「ピッチングをしているというのが、見えた」と答えただけ。独特の言い回しで分かりにくかったが、その口調から「もう一度見てから最終判断を下す」といった雰囲気だった。

 「原監督も畠に大きな期待を寄せているはず。去年は故障でほとんど二軍暮らしでした。

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