ウォーキング感覚で雪山に向かった学生4人が遭難 無事救助されるも「愚か者」と非難の声 (1/3ページ)

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 昨今の山ブームで、中高年から若者まで登山は人気が高い。海外には、軽い気持ちで冬登山に挑み、周囲に迷惑をかけた若者がいる。

 海外ニュースサイト『SUN』と『Daily Mail』は2月11日、悪天候の中、雪山登山をしていた学生ら4人が遭難したものの、無事救出されて病院に搬送されたと報じた。

 記事によると、2月10日、イギリス・グラスゴーの学生とみられる4人は、同国最高峰のベン・ネビス山(1344m)を登っていたという。連日、今年最大の雪嵐が接近すると報道されていた通り、当日も悪天候であったが、4人は登山を決行したようだ。視界ゼロの猛吹雪の中、4人は山頂付近でコースを外れ、立ち往生したという。この時点で警察に通報。救助を要請したそうだ。悪天候のため救助ヘリは途中までしか飛べず、ボランティアの救助隊22人が現場に向かったという。4時間にも及ぶ捜索の末、4人を無事発見。4人は病院に運ばれ、命には別条はないという。

 救助隊の責任者の男性によると、4人ともアイゼンやピッケルなど冬登山の装備を持っておらず、登山用ではない運動靴を履いてウォーキング感覚の装いで、地図も持っていなかったという。ベン・ネビス山は冬季は雪と氷に覆われる。凍った岩山は滑りやすく、毎年登山者の転落死亡事故が発生しているという。続けて、男性は「4人は本当に運が良かった。マイナス20度の猛吹雪の中、夜を越していたら助からなかっただろう。地図を持たずにこんな格好で登るとは何て愚か者だ」と話している。

 このニュースが世界に広がると、ネット上では『救助費用は全額4人に請求しましょう』『4人の愚か者を救うために救助隊の命が危険にさらされた』『雪嵐が来るとあれだけ報道されてたのに登山するのか?よく大学に入れたな』『頂上にマクドナルドがあるとでも思ったか?それとも吹雪のセルフィ目当てか?バカの思考は理解できない』『運動靴はあの厚底シューズだったから万能と思ったんだよ』など非難の声が殺到した。

 軽い気持ちで登山に挑み、周囲に迷惑を掛けた若者は日本にもいるようだ。
 2019年5月22日、富士山を登っていた20歳代の男性が、救助を要請したものの、自力で下山したことを救助隊に知らせず、自宅に戻っていたことがわかったと各社が報じた。

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