巨人、若手山下の復調で問題発生? 慣れない日本の野球に苦戦、海外選手との使い分けに苦悩は必至か (1/2ページ)

リアルライブ

原辰徳監督
原辰徳監督

 原辰徳監督の“マネジメント”が非常に難しくなってきた。

 期待の星である巨人の19歳・山下航汰がファーム紅白戦で3安打2打点と活躍し、「近く、一軍合流」とも伝えられている。山下は昨季途中に育成から支配下を勝ち取っただけではなく、ファーム首位打者のタイトルも獲得した。高卒1年目での同タイトルの獲得はイチロー以来、27年ぶり。大きな期待も寄せられていたが、4月中の一軍合流は計算外だったようだ。

 「昨年12月の台湾ウィンターリーグで右太股裏の肉離れを起こしてしまい、キャンプは大きく出遅れています。『無理をさせない、完治させてから』と首脳陣は見ていたのですが」(スポーツ紙記者)

 「山下が本調子になるのは5月以降」とも目されていた。その“関連”と言われていたのが24歳のイスラエル・モタの支配下登録だ。山下は左バッター、モタは右打ちだが、こんな声が聞かれた。

 「中堅の丸はレギュラー確定。新加入のパーラにはやってもらわなければなりませんが、変化球の多い日本球界に戸惑う場面もあるかもしれません。そうなると、控えを含めた外野手が攻撃のポイントになる。亀井、陽、重信、石川、松原…。山下の出遅れる分、一発の脅威があって、他の外野手とタイプの異なるモタを加えておこうとなったんです」(関係者)

 山下の予想以上の回復は、原監督にとって“嬉しい計算外”だろう。

 しかし、選手を起用するマネジメントは、さらに難しくなった。

 「まずは外国人選手の一軍登録枠です。パーラとクローザーのデラロサは確定。オープン戦で好投した救援タイプのビエイラも残したいし、これで4人枠の3人が埋まってしまいました。残り1枠をどう使うのか。先発のサンチェスが登板したら、翌日に二軍降格させ、メルセデスを昇格させて使い、再登録が可能となる10日後にまたサンチェスを投げさせるとの見方が有力です」(前出・スポーツ紙記者)

 前出の関係者によれば、ビエイラ、サンチェス、メルセデスの3人を使い分ける案もあるという。サンチェスが先発したら、翌日にメルセデスと入れ換える。翌々日にメルセデスも抹消し、リリーフのビエイラをサンチェスの再登録が可能な10日後まで一軍で使う、と。

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