汚染された紙幣とキャッシュレスの関係(新型コロナウイルス感染症COVID-19に関連して) (1/6ページ)
中国での紙幣洗浄の報道を受けて、汚染された紙幣とキャッシュレスの関係について、著書『キャッシュレス生活、1年やってみた 結局、どうするのが一番いいんですか?』(祥伝社刊)の内容をアップデートします。以前は汚れによるATM読み取りエラーが問題でしたが、ウィルス汚染のおそれの対策が取られています。また、これらのキャッシュレスへの影響、各国、各社で懸命に取り組みを調査しました。個人レベルでもできうること、最善の方法を考えつつ、行動したいものです。
新刊『キャッシュレス生活、1年やってみた 結局、どうするのが一番いいんですか?』の内容をプレスリリースでアップデートしています。
[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM1NDAyMiMyMzgzNjUjNTQwMjJfUHJ4T2ZFeGlIQS5wbmc.png ]
今回は汚染された紙幣とキャッシュレスの関係についての補足とアップデートです。
<紙幣が汚いと機械エラーが多くなるので問題だった>
『キャッシュレス生活、1年やってみた 結局、どうするのが一番いいんですか?』の第3章海外編で、中国でキャッシュレス化が進んだのは、日本と違って中国の紙幣が汚いということも要因の一つではないかと書きました。その一部を抜粋すると、
「中国の紙幣はどれも日本の紙幣に比べて皺くちゃだったり、湿っていたりします。ですから、私は財布でははなくチャック付きのビニール袋に入れています。1元札は15円、10元札でも150円です。ですから汚くなったからと言って、中国政府もすぐにリサイクルするわけにはいかないでしょう。製造するためにはコストがかかります。どの国も公表していないようですが、紙幣の製造コストは1枚10円〜30円くらいと言われています。