コロナ禍の“家飲み”に役立つ「日本ワイン検定」、ビジネス面のメリットは?

Asagei Biz

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 今回は、新型コロナの影響で需要が増した家飲みに役立つ「日本ワイン検定」を取り上げたいと思います。ワイン全般、および国内で生産された「日本ワイン」について、産地や歴史、醸造法など幅広い知識が学べます。

 それでは例題を見てみましょう。

〈問1〉日本ワインの定義は大きく「国産ブドウ100%使用」「国内醸造」のふたつ。では次のうち「3大日本固有品種」に当てはまらないものはどれ? 【1】甲州、【2】マスカット・ベーリーA、【3】テンプラニーリョ、【4】ブラッククイーン

〈問2〉2016年、世界最大のワインコンクール「デキャンター・ワールド・ワイン・アワード」で、アジア初のプラチナ賞を受賞した日本のワインは、【1】キスヴィン、【2】グレイス、【3】五一わいん、【4】ルミエールのうちどれ?

 実際の問題は選択式で出題されます。例題の答えは〈問1〉が【3】、〈問2〉が【2】となっています。

 試験区分は3級から1級に分かれており、2級と1級は一次試験の筆記に加えて、二次試験ではテイスティングが行われます。

 一説によればワインの発祥は紀元前7000年頃とも言われています。一方、日本でワインが製造されるようになったのはわずか140年ほど前のこと。歴史は浅いものの、近年、日本ワインは海外から注目を集め、さまざまな世界的コンペで賞に輝いています。

 例えば上海で開催された「インターナショナル・ワイン・チャレンジチャイナ2019」では「シャトー・メルシャン岩出甲州きいろ香キュヴェ・ウエノ2017」、ロンドンの「インターナショナル・ワイン・チャレンジ2019」では「シャトー・メルシャン北信左岸シャルドネリヴァリス2017」がそれぞれ金賞を受賞しました。

 後者の「北信左岸」の値段を調べて驚きました。かなり高額かと思いきや、販売サイトによって多少の差はあるものの、おおむね7000円前後。取引先やお世話になった人にワインを贈る際に、

「このワインは長野の千曲川で育てたシャルドネ(白ワイン用のブドウ品種)を使って作られたんですよ」

 なんてウンチクを添えれば、喜ばれること間違いありません。

 前述したように、この検定(2級以上)はテイスティング試験もあるため、頭でっかちな知識に終始することなく、味覚も鍛えられるのも特徴。「ワイン=フランス料理」と思われがちですが、日本ワインは和食との相性も抜群と言われています。

 高級料亭で接待する際、料理に合わせてマリアージュ(結婚の意)する日本ワインをセレクトすれば「できる男」として一目置かれるかもしれませんね。

儲かる指数:67

鈴木秀明(すずきひであき)/81年生まれ。東京大学理学部、東京大学公共政策大学院を経て資格アドバイザーに。取得資格数は650

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