吉高由里子、「本番しなくていい?」迫った!/女優「初脱ぎ・初ベッド」秘話(1) (1/2ページ)

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吉高由里子、「本番しなくていい?」迫った!/女優「初脱ぎ・初ベッド」秘話(1)

 女優は語る。あの日、想定外のベッドシーン決意した心境は何だったのか──。本誌のみが知る「偽らざる深層」をここに!

 71年に公開された「あらかじめ失われた恋人たちよ」(ATG)は、桃井かおりの事実上のデビュー作である。監督を務めたのは、TVディレクター時代の田原総一朗氏だが、本誌にこう明かした。

「金沢ロケに出かけた晩、桃井の部屋に呼び出されたんだよ」

 そこで桃井は田原氏に翌日に予定されていた男女の営みシーンの撮影について、こう詰め寄った。

「私はずっとロンドンに留学していて…。男の人とキスしたこともなければ、握手したこともありません」

 その誘いを田原氏は、ソッといなした。翌日、桃井が手にしていたのは、有名な男女の夜の営みについての指南書だったそうだ。田原氏が続ける。

「大島渚監督に『バカヤロー! なんでていねいに“演技指導”してやらなかったんだ』と怒られたよ」

 数々の大ヒット曲を持つ小柳ルミ子は、三十路になったやさきに「白蛇抄」(83年、東映)の主演が決まったが、悩み抜いた末に、伊藤俊也監督にもらった原作の艶シーン描写が過激で、「渡辺プロに伝えたら、100%ノーだろうなって」(本誌インタビューより)と考え、所属していた天下の渡辺プロを通さず、事後承諾で押し通したと告白している。渡辺晋社長もルミ子の熱意に折れ、出演が正式決定。そして後妻として嫁いだ、性的機能がはたらかないという設定の住職(若山富三郎)に、指先や口で愛撫されるという衝撃的なシーンを撮る。

「遠慮なさらずやってくださいと若山さんに言いました。中途半端だと見ているほうも恥ずかしくなりますからと」

 ルミ子の体当たりの演技は、同年度の「日本アカデミー賞最優秀主演女優賞」に輝いた。同じく小川眞由美は、同賞の最優秀助演女優賞を獲得している。実話をもとにした「復讐するは我にあり」(79年、松竹)でのことだが、緒形拳を相手に、意外にもこれが初めての全脱ぎでのベッドシーンだった。

「緒形さんのことはガタやんと呼んでいましたが、あのシーンでは『お前、肌が白いなあ』と言われたことが印象的」だといい、撮影が終わったあとも、「ガタやん」は楽屋でずっと小川の胸を触っていたという。

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