9月29日放送の『情報プレゼンター とくダネ！』（フジテレビ系）での出演者でお笑いコンビ・メイプル超合金のカズレーザー（36）のある発言が反響を集めている。

　この日、番組では9月27日に逝去した女優の竹内結子（享年40）さんについて報じていたが、現在、竹内さんの元夫で歌舞伎役者の中村獅童（48）の元に心無いバッシングや獅童がインスタグラムに現在の妻との子どもの写真をアップしていることに対する批判も寄せられていることも紹介しており、MCの小倉智昭（73）は「獅童さんには今の生活というものがあってお子さんのことをインスタグラムで出しても、それは全然まずいことじゃない」と苦言を呈していた。

　番組ではSNSにコメントをする際の注意点なども取り上げていたが、そんな中、カズレーザーは「SNSの誹謗中傷に関しては、残念ながらフジテレビはもう同じ脛に傷を持っているわけなので」と発言。「これは自戒の念を込めて、もう一度戒めるべきだと思いますね」とあらためて注意すべきだと指摘していた。

「このカズレーザーの発言は、今年5月23日に死去した女子プロレスラーの木村花さん（享年22）の騒動に言及したものですが、木村さんの元に生前集まっていたバッシングの原因となった恋愛リアリティ番組『テラスハウス』（フジテレビ系）を制作・放送していたフジテレビは、自社の責任については一切触れず、ワイドショーもSNSの誹謗中傷を取り上げるばかりで、誹謗中傷を生むことになったテレビ側の責任についてはほぼスルーしている状態となっています。

　今回のカズレーザーの言葉には小倉アナ含め誰も反応せず。スルーしていましたが、視聴者からは、『よく言ってくれた！たった一言だけど感動した！』『すごく大事なこと言ったと思う』『フジはSNSを非難できないからこそ、他の報道機関とは別の視点で報道できるので、もっと工夫の余地がある』といった反響が集まっていました」（芸能ライター）

　また、番組では竹内さんの過去のインタビューを紹介し、仕事観なども紹介していましたが、これにカズレーザーは、「インタビュアーの前でもしかしたら自分の本心を語るということをされる方か、どこまで本心を打ち明けたのかは分かりませんし、この2ヶ月の間でかなり心境に変化はあったというのもあり得ると思いますし」と指摘しつつ、故人の過去のインタビューを取り上げることについて、「あまりご家族いい気持ちはしませんし、穿った見方をすれば丁寧な言葉で死人にむちを打ってる感じも僕はしますし。今後、われわれ著名人の自死というのはどいう風に取り扱っていくべきなのか考えるべきだと思います」と問題提起もしていた。