スターウォーズvsバットマンが場外乱闘…監督同士が罵り合い

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『バットマン』スナイダー監督がシス役を暴露!?

　バトルといっても、本人たちではなく、それぞれの新作の監督たちによるジョークバトルだ。『バットマン V スーパーマン：ドーン・オブ・ジャスティス（原題）』と『スター・ウォーズ　エピソード7』両方のファンが見守るなか、２作の監督たちがTwitterで繰り広げたジョーク合戦が、注目を集めた。現在は休戦状態に入ったようだが、いや、ひょっとしたら新たなフェーズに突入したのかもしれない。この機会に、これまでの彼らのやり取りを振り返っておこう。

　7月、『バットマン～』のザック・スナイダー監督と、『スター・ウォーズ〜』のJ・J・エイブラムズ監督が所有する製作プロダクション『バッド・ロボット・プロダクションズ』が、Twitterでこんなジョークの応酬をしていた。

　7月23日、まず、スナイダー監督が『バットマン～』でスーパーマンを演じるヘンリー・カヴィルが『スター・ウォーズ』の悪役・シスに扮した画像を「スーパージェダイ」というタイトルでアップ。

　すると2日後、JJのプロダクション、バッド・ロボットが『スター・ウォーズ』の主要キャストのひとり、ジョン・ボイエガがバットマンに扮した画像を「ボイエガマン」というタイトルでアップ。

　そして8月2日、今度はスナイダー監督が『スター・ウォーズ』の惑星・タトゥイーンのような砂漠を歩くバットマンとR2-D2の画像を「バットマン＆ロビン」ならぬ「バットマン＆R2ビン」というタイトルで投稿。

　すると、8日にはJJが『バットマン』のゴッサムシティのような都市を見下ろすC-3POの画像をバットマンの別名「ケープド・クルセイダー」ならぬ「C3Pド・クルセイダー」のタイトルでアップした。

「終了宣言」のあと、『スターウォーズ』監督が応酬を再開！

　ここでジョーク合戦は一段落。筆者のように両方の作品が好きなファンはもちろん、どちらの作品のファンもたっぷり楽しませてもらった感じだった。ところが、９月になり新たな展開が……。

　ジョークバトルとは別に、少し前に話題となった『バットマンV～』のバットモービル盗撮画像がネットに流出した事件。それを受けて、この日スナイダー監督がオフィシャルの画像をアップした。この時点では、これはジョーク合戦とは関係ない行動だった。

　その後、さらにスナイダー監督が「事件は終了」というタイトルで、ストームトゥルーパーがゴッサムシティの警官に逮捕されているという画像をアップ。ちなみに、画像右奥の影の中にバットモービルの姿もある。この投稿でジョーク・バトルは終了、という宣言のようにも見えた。

　すると9月18日、今度はJJが、なんと新たなミレニアム・ファルコンの動画をアップしたのだ。実は９月に入って『スター・ウォーズ〜』のロケ撮影の盗撮画像が大量に流出し、その中にはミレニアム・ファルコンの盗撮画像もあった。そこで筆者は「そうか、だからJJも公式発表したのか、それにしてもすごいな、ディティールまできっちり描かれてるよ」などと思って見ていると、ミレニアム・ファルコンの小さな部品のひとつがアップになっていき、なんと、スナイダー監督が公式発表したばかりのバットモービルの姿が出現！

　す、すご過ぎる！　これに対抗して、スナイダー監督がどんな動画を見せてくれるのか、思わず期待してしまう。いや、２人とも世界中が注目する大作と撮ってるんだから、ホントはそんなことしてる暇はないはずなんだけど（笑）

平沢　薫（ひらさわかおる）
映画ライター。視覚に訴えかけるビジュアルの派手な映画がお気に入り。『映画.com』『シネマトゥデイ』『SCREEN』『キネマ旬報』『フランケンウィーニー』ノベライズなど。「『スター・ウォーズ』まとめ」でエピソード7のニュースも追いかけ中。
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