女性に「らしさ」を求めるとかなり嫌われることが判明

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「ジェンダー・ハラスメント」という言葉をご存知でしょうか。

 ジェンダー・ハラスメントとは、「女性(男性)はこうあるべき」という固定観念に囚われて、それを相手に強要することを指します。たとえば「女性だから家事を全部しろ」「男性なのにピンク色の服を着るな」など。女性でも男性でも家事はできますし、ピンク色の服も着ます。本来、そこに性別による区別はつけられないはず。

 男女雇用均等法もでき、男女平等がうたわれている現代ですが、実際にはまだまだ「女性らしさ」を意識したジェンダー・ハラスメントが多くはびこっています。あなたは「ジェンダー・ハラスメントをしていない」と自信を持って言えますか? 今回は働く女性に「女性らしさを求められてイラッとした」と感じたエピソードを聞いてみました。

スカート着用は本人の自由

 女性らしいファッションスタイルには、どのようなものがあるでしょうか。

「彼から『女の子なんだから、パンツスタイルやスニーカーじゃなくスカートとパンプスにして』と言われます」(29歳/小売り)

「知り合いのおじさんとごはんを食べに行ったら、『やっぱり●●ちゃんはワンピース着てるのがいいよ。女の子らしくていい』と言われてイラッ。『〜らしい』って古い考え方だな……と」

 スカート派・ワンピ派の女性ももちろん多いですが、同じようにパンツスタイル派の女性もたくさんいます。TPOに合わせているのなら、どちらのスタイルにしようと本人の自由です。つべこべ言われたくない!

「家事は女性」という考え方は古い

 現代は「弁当男子」や「イクメン」など、男性が料理や育児を担当することも多いです。もはや女性だけがやることではありませんね。

「気になる男性とハイキングへ行くことになったのですが、『手作り弁当をお願いね!』としつこく言われました。『料理は苦手だから』と断ったら『女の子のくせに料理できないの?』と幻滅した表情をされて嫌な気持ちに」(28歳/サービス)

 料理は女性が作るもの、という固定観念から生まれた発言でしょうか。彼女が弁当を手作りしてくれるのは嬉しいことでしょうが、強要するのはいただけません。どうせなら、お弁当作りも一緒に楽しんでしまいましょう。

絵文字・顔文字を使わない人もいる

「LINEで絵文字や顔文字をまったく使っていなかったら、『女の子なのに絵文字とか使わないんだね、普通使うでしょ』と言われました」(25歳/貿易)

 文章では気持ちや意味が伝わりにくいぶん、絵文字や顔文字はとても便利な機能です。かわいらしい絵文字も多くあり、女性の利用率は確かに高いでしょう。しかし、それを必ずしも女性が使うとは限りません。

 女性らしさを求められて、不快に感じる女性も多いと思います。私は字が綺麗ではないのですが、「女性なんだから字くらい綺麗に書きなよ」と言われ、とても不愉快な思いをしたことがあります。せめて「女性だから」という部分がなければ、もう少し傷つかずに済んだのかもしれません。「女性らしさ」に縛られた発言には注意してくださいね。

(文/神之れい)

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