焼肉の街・大阪鶴橋で話題の「超デカいパフェ」を食べてみた

デイリーニュースオンライン

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お客さんから「ファイト!」の声援がかかった

 この「超デカいパフェ」は”焼肉の街”で知られる関西最大のコリアタウン、大阪・鶴橋のパフェ店「カナリア」の超人気メニューです。

 喫茶店ではなく「パフェ店」と銘打っているところに、パフェに賭ける店の熱い思いが伝わってきますね。

「おーっ!!!――」

 超デカいパフェが運ばれてくる間、美味しそうだけれども、その見た目だけで、うっと何かがこみあげてきます。これからこれを全部平らげるのか……。

 それもそのはず。お店の人に聞くと、成人男性の拳ほどの大きさのアイスクリーム10個、その下には、パイン、キウイなどの色とりどりのフルーツ、コーンフレークとヨーグルトがぎっしり詰まっており、その量は4人分!

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 とはいっても、このお店の1人前は「普通の喫茶店の1.5人前」というから、なんと! 約6人分の量だというのです。なるほど、その見た目のボリュームだけでも、「もうお腹いっぱい」となろうというものです。

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 超デカいパフェが注文した人のテーブルに運ばれるまで、他のお客さんの視線は釘付け。そして歓声が上がります。そして、みんながこのパフェを凝視しています。器用に積み上げられたアイスクリームのタワーはまさに芸術の域。そこにいる誰もがその圧巻ぶりにため息をつくのです。

 テーブルに着くと、みんなの視線は頼んだ人へと向けられます。その瞬間は、まるで高級クラブでドンペリを頼んだ客が、他の来店客から羨望と嫉妬、そして感嘆が入り混じった視線を一身に浴びるのに似ているかのよう。頼んだ筆者は、ちょっとした優越感に浸りながら、これを食しました。

 お味は、濃厚なミルク味のバニラアイスにチョコレートかけ。意外にもさっぱりした後味。これが完食するまでの間の約1時間ほど延々と続くのです。うーん、美味しいけど、さすがに後半は飽きてきます。

 あと重要なことを言い忘れました。途中、ホットコーヒーで体を暖めなければ、震えが止まりません。もし、読者の皆さんが、これを食するならば、かならずホットドリンクを注文されることをオススメします!

 食べている間、別のお客さんからは「頑張って!」「ファイトです!!」と声をかけてくれました。前半こそ笑顔で返しましたが、後半は、もう、顔が引きつり、とても笑顔を振りまく余裕はありません。

食べ始めから完食まで寒さが止まらない……

 1人前でもボリュームたっぷりのこのパフェ。ところが小柄の若い女性客でも、食べ残す客はほとんどいません。見た目のボリュームとは裏腹に、意外にもあっさりした味のアイスクリームと色とりどりフルーツが食欲をそそるからです。

 注文したお客さんたちのほとんどは、みんなでシェアして15分程度で完食。次の客が控えているので店内でゆっくりする間もなく、食べ終わるとみんなすぐに店を後にするのです。店を出ると、心なしか、どのお客さんも寒さに震えている様子(苦笑)。

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「カナリア」では、1人前のパフェやサンデーは650円から800円程度。紹介した4人前の「超デカいパフェ」は3000円。大勢でシェアして食べても楽しいでしょう。

 10代、20代女性に人気ですが、男性客も数多く、私のような40代男性もちょっと勇気を出せば入店できます。

 今、大阪・鶴橋には、この「カナリア」をはじめ、人気スイーツ店がひしめいています。是非、一度、足を運んで貰いたいですね。焼肉だけではない大阪・鶴橋の魅力が発見できますよ。

カナリア
  • 住所:大阪府大阪市天王寺区下味原町2-9
  • 営業時間:[月~金] 12:00~21:30 [土・日・祝] 12:00~20:30
  • 定休日:無休

(文・写真/秋山謙一郎)

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