【中国人から見た日本】従軍慰安婦問題は「韓国だけじゃなく中国にも存在する」は当たり前

デイリーニュースオンライン

南京大虐殺を描いた中国の映画『南京!南京!』で強制連行される慰安婦たち

 8月5日、朝日新聞が「従軍慰安婦問題は誤報」だと認めたことによって、日本では朝日バッシングが起こりましたね。この一件は中国でも話題になりましたが、もちろん日本とは違う論調で報道されました。環球時報や人民日報といった中国の新聞各紙は、おおむね以下のように報道しています。

「朝日新聞は日本で最も良心のあるメディアだった。しかし、今回は、右傾化している安倍政権の圧力か、はたまた右翼に脅迫され、無理やり捏造と認めさせられたのではないか。日本の64%の大学生は、慰安婦問題は実際にあったと考え、謝罪するべきだと考えているのにも関わらず、今回の流れはおかしい(この調査は、市民団体『戦争と女性への暴力』リサーチ・アクションセンターによるもの)」

 つまり、慰安婦問題は、日本人の大半が事実だと認めるぐらい明らかなことなのに、それを新聞社が撤回するのが不自然な流れに見えたため、よほど圧力がかけられたのだろうと勘繰ったのです。

共産党に都合の悪い情報をツイートしまくった朝日は右翼だ!

 ちなみに、朝日新聞に関して言いますと、実は、僕は数年前まで右系のメディアだと勘違いしていました。だって、その社旗を見てください。旭日旗そのものですよね。この旗からして中国に対して喧嘩を売っているとしか思えません(笑)。

 それともう一つ、朝日が右系メディアだと勘違いしてしまった理由があります。というのも、朝日新聞は、中国版ツイッターである微博を開設していたのですが、そのアカウント上では、中国政府にとってマイナスのニュースをツイートしまくっていました。

 日本人の感覚からすれば、政府の不祥事を報道するのは当たり前なのでしょう。ですが、そこは報道規制の敷かれている中国のネット上です。この一連のツイートは政府の反感を買い、2013年7月、朝日新聞のアカウントは停止されます。

 この事例からしてみても、中国人からすれば、もう過激な右系メディアにしか思えません。ちなみにこの一件、日本のネット上では「宗主国に捨てられた」などと茶化されていたみたいですね(笑)

 慰安婦問題ですが、実は韓国のみならず、中国人の多くも「中国と日本との間にもその問題は存在している」と考えています。というのも、抗日ドラマなどを見ると、必ずと言っていいほど、中国人女性が嫌々ながら日本軍の相手をさせられているからです。

 中国では「慰安婦」という言葉も一般的に使用されています。例えば、ジャニーズなどにハマっている中国人女子がクラスにいると、「おまえは日本鬼子の慰安婦になれ」などと陰口を叩く者もいます。ですから、もしも、今回の韓国と同じように、日本メディアが「中国人の慰安婦は存在しなかった」と発表すると、中国人はみんな仰天することでしょう。

 ですが、事実はどちらなのでしょうか? 実は僕もよく分かっていません。ご存知の方がいらっしゃったら教えていただきたいです。

著者プロフィール

漫画家

孫向文

中華人民共和国浙江省杭州出身、漢族の31歳。20代半ばで中国の漫画賞を受賞し、プロ漫画家に。その傍ら、独学で日本語を学び、日本の某漫画誌の新人賞も受賞する。近著に『中国のもっとヤバい正体』(大洋図書)

(構成/杉沢樹)

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