K-POPからG-ROCKへ…ガールズロックバンド新潮流

デイリーニュースオンライン

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 デジタル配信に押され、CDが売れない――ここ数年、そう嘆くミュージシャンは少なくない。

「CDを買いたくなる程の楽曲が提供されていない」

 なんて厳しい意見も聞かれるが、その反面、ライブイベントはかなり盛り上がっている。AKB48然り、地下アイドル然り。あるいはULTRA JAPANに象徴されるダンスミュージックのフェスも数万人規模の動員を誇っており、音楽を楽しむ風潮が廃れたわけではない。

「地下アイドルなんかは握手会にとどまらず、ハグや即席の撮影会まで開いてマネタイズに必死。この風潮はさすがに行き過ぎの感がありますが、体験型の音楽ビジネスはまだ活路があります」(レコード会社関係者)

 そんななか、今じわじわと注目を集めているのが『G-ROCK』というジャンルだ。Gはガールの略で、要するに女性によるバンドブームが到来している。1980年代後半、SHOW-YAやプリンセスプリンセスが活躍し、2000年代にはWhiteberryやZONEがブームとなったが、同じ構図の波が今、まさに来ているのだ。

「人気なのは、SCANDAL、〝サイサイ〟の愛称で知られるSilent Siren、LoVendoЯ、ねごと、赤い公園、tricot。女優の瀧本美織がボーカルとしてデビューした5人組ガールズバンド、LAGOONなんかはさっそくテレビアニメの主題歌を担当しています。特徴としては、ルックスと実力を兼ね備えていること。元モデル出身のメンバーもいたりして、一瞬カワイコちゃんが楽器持って『にわかが!』なんて思っちゃうのが、実際に演奏を目の当たりにすると、技術がハンパないという。アイドルがダンス勝負なら、ガールズロックは楽器演奏です。『J-POP、K-POPの次はG-ROCKが来る!』なんて意気込む音楽業界関係者は少なくないですよ」

 当事者たちの熱量もハンパではない。ローンを組んでまで楽器を買い、練習してライブに臨み、これに青春を賭けるメンバーも少なくないと言うのだ。

目指すはイカ天――G-ROCK界の登竜門的存在に

 ブームの予兆をひしひしと感じさせるG-ROCKだが、それを後押しするテレビ番組が登場し、この流れはさらに加速しそうだ。仕掛けるのはテレビ業界の異端児・東京MX。東京ローカルながら『5時に夢中!』『ニッポンダンディ』など、尖った番組を輩出する数少ないテレビ局で、10月25日からガールズロック専門音楽情報バラエティ『G-ROCKPARTY』の放送を開始する。

 番組では収録にライブスタジオを借り切り、実際にライブを開催。MCを務めるのは、まちゃまちゃとRisky Melodyのボーカル・ALICEで、放送はライブ映像のほか、ガールズロック少女たちが体当たりロケに挑戦するなど素顔も垣間見れる内容となっている。

 同番組の企画プロデューサー、坂享宣氏が語る。

「かつて日本のバンドブームを盛り上げたテレビ番組に、三宅裕司のいかすバンド天国、通称〝イカ天〟がありました。たま、フライングキッズ、ブランキージェットシティ、BEGIN……あの番組からたくさんのバンドが巣立っていきましたが、私たちがやりたいのもまさにそれ。このライブ、番組を通じて女の子によるロックシーンを盛り上げ、J-POPやK-POPみたいに、G-ROCKという言葉を定着させたい」

『G-ROCKPARTY』では、まちゃまちゃの毒舌トークとともに、次世代のガールズロックシーンを牽引するであろうバンドを多数堪能できる。これは要注目だ。

番組公式サイト/TOKYO MX ガールズロック音楽番組「G-Rock Party」
ガールズロック総合ポータルサイト/G-Rock.net

(取材・文/DMMニュース編集部)

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