日テレ内定取り消し騒動で就活人気に陰り…気になる裁判の行方は!?

デイリーニュースオンライン

笹崎里菜さんのツイッターより
笹崎里菜さんのツイッターより

 2014年上半期に視聴率3冠王を獲得し、勢いに乗っている日本テレビに今、暗雲が立ちこめている。

 その理由は、ミス東洋英和で同大学4年生の笹崎里菜さん(22)が渦中となった内定取り消し騒動。笹崎さんは日テレを相手取り、不服申し立ての裁判を起こしたのは周知の通りだ。

 内定の取り消し理由は、過去のホステスバイト歴。「アナウンサーとして、清廉ではないからふさわしくない」とされたためである。この報道をめぐり、11月18日発売の「FLASH」(光文社)が銀座のママたちの怒りの声を掲載。笹崎さんを応援しているママたちの中には、日テレ幹部も通う老舗クラブのママも含まれているというから、皮肉な話である。

内定取り消しに世間の反応は冷ややか

 日テレ局内の制作部や営業部の女性社員の中には、キャバクラでバイトしていた人もいることから、この決定は局内でも疑問視されている。

 世間には「ホステスを理由にした内定取り消しは職業差別だ」と、笹崎さんを擁護する声が多いものの、

「(ホステスのバイトが)やましくなければ、履歴書に書いていた」

「女子アナなんだから内定取り消しは当然」

 など、賛否が分かれている。とはいえ、全体的な反応としては、

「ありえない内定取り消し」

「非情な会社」

 といった声がが中心で、日テレのイメージダウンは免れないだろう。

 以前は女子アナの就職先としてフジテレビの人気が高かったが、偏向報道から反韓流抗議デモを引き起こし、それに伴う視聴率ダウンで今やそのポジションに日テレが躍り出た。その功績の1人が、第10回オリコン女子アナ高感度調査1位に輝いた、水卜麻美アナ(27)人気だろう。

 同局の関係者が語る。

「女子アナといえば“才色兼備”のイメージでしたが、ぽっちゃり体型で、とりわけ美人でもない水卜アナが日テレの看板アナになれたということで、『自分もいけるのでは?』と思う女子学生が増えたようです。ただ今回の騒動で、会社としてのイメージはダウン。就職先として積極的に日テレを狙う人は減るでしょう」

 水卜アナの活躍により、意外なところで人気が高まった日本テレビだったが、今回の内定取り消しで、すでに就活生の間で人気にかげりが出てきている。

内定取り消し裁判の行方は?

 実際の裁判では、

「水商売をしていたから清廉ではない。よって、内定を取り消した」

 という日テレの主張は、内定を取り消す合理的理由には当たらない可能性が高い。裁判は日テレ敗訴という見方が一般的だ。そうなると笹崎さんは2015年4月から女子アナとして就職し、いろんな意味で世間の注目を浴びることだろう。

 日テレといえば、2010年に当時の看板アナウンサーだった夏目三久(30)がベッドでコンドームを持っている写真が流出。彼女は会社に守られることなく、地上波の番組をほとんど降板させられた。日テレとしては、世間の“女子アナのイメージ”を守った結果だったが、笹崎さんにはどう対応するだろうか。日テレのイメージ回復の鍵は、おそらくそこにあるだろう。

(取材・文/タナカアツシ)

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