【アナ雪】エルサ役の声優ギャラは10万円…アメリカでは訴訟に発展

デイリーニュースオンライン

ディズニー作品でも過去最高の出荷枚数を記録
ディズニー作品でも過去最高の出荷枚数を記録

 日本だけでも興行収入250億円超を記録、10月18日にはMovieNEX(デジタルコピー)の売り上げが300万枚を突破したことが発表されたディズニー映画『アナと雪の女王』。DVDを含めたウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパンの発売作品で過去最高、さらにサントラCDも出荷枚数100万枚超と、驚異的なセールスを記録している。

 そんな『アナ雪』だが、本家アメリカでは声優のギャラをめぐってちょっとした騒動が起きている。10代の頃のエルサの声を担当したスペンサー・レイシー・ゲイナス(15)に支払われた金額が926ドル20セント(約10万7710円)だったと、米ニュースサイト「TMZ」が報じたのだ。スペンサーは大ヒットアニメ『ハッピー・フィート』シリーズや『アイス・エイジ』シリーズでも声優を務めている。

神田沙也加は400万、松たか子は500万

 一方で11月19日発売の『週刊新潮』(新潮社)によると、アナの吹き替えを担当した神田沙也加(28)のギャラは400万。松たか子(37)は500万というから、その違いは歴然。

 世界中で12億ドル(約1400億円)という爆発的なヒットを記録しただけあって、不当にも思えるほど安いギャラだが、これは1日あたりに支払われる報酬として保証されている最低金額。実際にスペンサーのセリフは少なく、エルサの声はほとんどがイディナ・メンゼル(43)が担当している。

 しかしスペンサー側は、裁判で不服申し立てを行なう事態に発展。契約時には歩合制や特別ボーナスなどの契約を結ばなかったというから、これほどヒットするとは予想できなかったに違いないが……。

聖闘士星矢のパクリ!? 270億円の巨額訴訟も

 また米国では「アナ雪は自著の盗作」として、270億円の賠償を求める訴訟も起こされている。訴えたイザベラ・タニクミさん(通称L・エイミー・ゴンザレス)は訴状の中で、2人の姉妹の物語や裏切りなどのエピソードは、彼女が2010年に出版した自伝「Living My Truth(原題)」から盗用されたものだと主張しているそうだ。

 またネットには「聖闘士星矢のアスガルド編のパクリ」ではという声もあるが、ディズニーによると、同作品はアンデルセン童話「雪の女王」を原作としているとのこと。

 年末の紅白歌合戦では、待望の松たか子バージョン「Let It Go ~ありのままで~」が聴けるかも……と期待が高まり、日本初公開から1年近く経ってもまだまだアツい「アナ雪」。これだけのヒット作だけに、揉め事はつきものかもしれない。“王者”ディズニーにとっては結局、「少しも怖くないわ~♪」といったところか?

(取材・文/チロル蝶子)

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