今さら聞けない『艦これ』が100倍楽しくなる方法

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ユーザー数は200万人を突破!
ユーザー数は200万人を突破!

【ほぼ週刊艦これ通信】

 旧海軍の軍艦が美少女として擬人化され、得体の知れない敵と戦う――ちょっと前まではこれがヒットするとは考えられなかった設定の作品が、今や登録ユーザー数200万人を超える一大ブームに。それが『艦隊これくしょん -艦これ-』だ。

 2013年4月に配信が開始されて以降、Twitterでの口コミや情報交換で裾野を広げた『艦これ』。コミカライズやノベライズが次々に出版され、フィギュアやコラボレーション食品が発表され、2015年春にはアニメ化と、世界観の拡大は留まるところを知らない。

初心者からマニアまで、楽しめる工夫が随所に施されている!

 このゲーム、プレイヤーは「提督」となり、「艦娘(かんむす)」と呼ばれるキャラクターを育成・編制・出撃させて、攻め寄せてくる謎の敵「深海棲艦(しんかいせいかん)」に対抗する。「艦娘」とは、かつて日本に存在した旧海軍の艦艇をモデルに、擬人化した女の子だ。

 例えば『吹雪』。旧海軍におけるスタンダードな駆逐艦・吹雪型の1番艦に由来するとのことだが、これが『艦これ』世界ではセーラー服の黒髪少女となっている。

 これまでは旧海軍と言われても、

「戦艦ヤマトの名前ぐらいは聞いたことがあるけれど……」

 という人がほとんどだった。ところが『艦これ』の普及で今や、

「『島風』可愛い」
「『天龍』怖い」
「『扶桑』姉妹は不幸」

 と、様々な艦艇の名前が当たり前のようにファンの間で飛び交うようになっている。

 一方で、元々軍事マニアを自認していたプレイヤーでも、「……こんな駆逐艦いたかな?」と自信をなくすぐらい、マニアックな艦艇や装備にスポットを当てている。初心者から上級者まで、幅広く楽しめるよう随所に工夫が凝らされているのだ。

歴史を踏まえた台詞回しが世界観を構築している

 ブームを巻き起こした要因のひとつが、どのキャラクターもよく喋ること。それぞれ個性的な性格付けをされた「艦娘」たちが、豪華声優陣により命を吹き込まれ、感情も豊かに表現されている。明るく健気に戦いながら、時折ふと漏らす「艦娘」のひと言は、モデルとなった旧海軍の艦艇がたどった悲しい歴史も感じさせたりもするから奥深い。

 例を挙げると、空母『飛龍』。彼女はミッドウェー海戦という太平洋戦争における天王山で、姉妹艦『蒼龍』や僚艦『赤城』『加賀』を喪い、なお単艦で反撃しつつ自らも後を追った――という歴史がある。その記憶が残っているのか、『艦これ』の『飛龍』は攻撃時に、

「例え最後の1艦になっても、叩いてみせます!」

 と裂帛の気合いを放つ。彼女たちの心中には、「今度こそ負けない」という想いが強くあるのかもしれない。歴史的な背景を知っていれば、感情移入すること間違いなしだ。

 そんな歴史も踏まえつつ『艦これ』世界へ入っていくと、いっそう彼女たちが愛おしく見えるのは必然。最近は太平洋戦争をわかりやすくまとめた書籍も多いので、自国の歴史を知るいい機会にもなるだろう。

 そんな『艦これ』だが、プレー希望者が多すぎてか、長らく新規では参加しづらい情況が続いている。とはいえ、毎日時間を区切ってではあるが、新規プレイヤーの募集を行っているので、ぜひ公式Twitterの告知を参照して欲しい。新たな提督=プレイヤーの着任を、「艦娘」たちが待っているぞ!

公式サイト/「艦隊これくしょん~艦これ~」 DMMオンラインゲーム公式ページ
公式ツイッター/「艦これ」開発/運営 @KanColle_STAFF

(取材・文/秋月ひろ)

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