【K-POP】Twitterで寄付を募り活動する“マスター”ビジネスとは!?

デイリーニュースオンライン

事務所公認の“プロのファン”、それがマスター
事務所公認の“プロのファン”、それがマスター

 BIGBANGに東方神起、超新星にinfiniteまで。それぞれのK-POPグループには「マスター」という女性ファンのトップが数人存在している。世界各国、グループがイベントをする先についていき、最前列で目線アリの写真を撮り、すぐにネットにアップするという活動をしている。

 驚きなのは、彼女たちの資金源。なんと、「マスター」だとファンや事務所に認知されると、Twitterで寄付を募ることが出来るのだ。そして集まった資金を元手に、世界各国を回って、空港や事務所、テレビ局の前で出待ちをして、撮影にいそしむ。

 事務所側も彼女の存在は知っているため、「○日の○時の便で到着予定かも?」というニュアンスでグループの予定を伝え、時にはマスターが撮影しやすい場所を確保していることもあるという。グループのメンバーもマスターが誰なのか分かっているので、目線をよこしてニッコリピースにキメ顔。Twitterでかっこいい写真があげられると、それがどんどんシェアされたり、ネットニュースでファッションチェックを受けたりと、露出のきっかけになるからなのだ。

花でなく米を贈る愛情表現方法

 他のマスターの仕事としては、空港で待ち受ける時にメンバーが喜ぶように名前入りのうちわを作成して無料で配ったり。またこれは韓国ならではだが、コンサートのお祝いで捧げるのは花ではなく、米。花輪ならぬ米輪として、200キロで15万円程度のものを資金を集めて送るのだ。この米の重さが愛情に比例するのだとか。

 表向きは非公式だけど、マスターだから事務所からもおとがめなしでイラストバッジを1個500円で売ったり、コンサートやイベントでスローガンと呼ばれるメッセージ入りのプレートを作って1500円程度で売りさばいたりと、副収入も複数あり。

「事務所が情報をくれなくなったら、もうマスターとしてはお払い箱。過去に韓国と日本のマスターが衝突をして、事務所側から日本のマスターに情報が入らなくなった。その後は廃人のようにグループを追い回すただのファンのようになってしまった」(韓国事務所関係者)

 なんて事例もあるようだ。

「辞めたいと思えばいつでも辞めれる」

 もちろん彼女たちは事務所に近しいので、メンバーの交際についても知っている。

 例えば有名なところでいうと、infiniteのエル(22)。エルといえば、『美男(イケメン)バンド』でクールな役柄をこなし、その美顔から韓国の大手CMにも引っ張りだこ。K-POPファンで彼を知らない人はいないほどの存在感だ。彼の交際については、マスターやその周りの人間の知るところであった。

「私たちは温かく応援しようっていってたのに、事務所は交際報道を否定。その後それを覆して認めるというエル君のためにならない行動を取った。許せないと、マスターが怒って任を降りた」(元infiniteマスターの仲間)

 マスター自身、Twitterの寄付だけで賄えないところは自己資金でやりくりするので、辞めたいと思えばいつでも辞められるのだ。中には資金が続かず辞める人もいるとか。

 一見おいしそうな“マスタービジネス”だが、よっぽどの心意気がないと続けられないのは間違いない。

(取材・文/大伯飛鳥)

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