EXILEも!? NHK紅白出場者たちの黒い噂

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ご都合主義、ここに極まり!
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 日本一の“長寿番組”、NHK「紅白歌合戦」の放映が近づいてきた。2014年で65回目。出場歌手のリストを眺めてみると、今年も、その背後に黒い影がちらつく歌手が目白押しである。

 黒い影とは言うまでもなく、暴力団のことだ。

 筆者はしかし、芸能界とその筋の繋がりを批判しようというのではない。そんなものは警察と「善き市民」たちに任せておけばいい。では、何が言いたいのかというと、それはNHKのインチキっぷり、偽善ぶりについてである。 

 紅白からの引退を宣言した演歌界の大御所、北島三郎の例を出すまでもなく、これまでNHKは暴力団関係者と繋がりの深い歌手を60年以上にわたって、使い続けてきた。それはいい。しかし、2011年10月、暴力団排除条例が東京で施行されると、定例会見のなかで、反社会勢力と繋がりがあると認められた歌手の出場を取り消すと、高らかに宣誓したのである。

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山口組大幹部のゴルフコンペ参加も今や昔

「警察や世間の目を意識した、完全なポーズでしたね。暴力団排除を本気でやったら、番組自体が成り立たなくなりますから。2011年の宣誓以降も、紅白出場歌手の多くが、黒い影をまとったままです」(全国紙記者)

 たとえば、歴代出場回数4位の細川たかしなど「真っ黒こげ」といっていいほどのツワモノである。2007年には「円天事件」(健康商品販売会社『エル・アンド・ジー』による巨額詐欺事件)に関与し、多額のカネを犯罪集団から得ていた疑いが持ち上がり、出場を辞退。これにより連続出場記録は32回でストップしてしまった。

 さらに、その翌年の9月には、山口組の直参2次組織・後藤組(現在は解散)の後藤忠政組長とゴルフコンペに参加したことが発覚し、2年連続で紅白出場を逃すこととなった。しかし、その後2009年には紅白復帰を果たし、今年も大御所の1人として出場歌手に名を連ねている。それはいい。人間、誰と付き合おうが自由である。ヤクザと友達だから、本人もヤクザであるかのように扱おうとする警察や「善き市民たち」のほうが、よほどタチが悪い。

 問題は、暴力団と繋がりのある者は締め出すと宣言しておきながら、今も平気で細川のような「真っ黒こげ」を使い続ける、NHKの厚顔、偽善である。

 今や「ヤンキーたちの英雄」に登りつめ、今年で紅白出場10回目になるEXILEにも黒い噂が絶えない。

「毎年12月、とある裏社会の人間が主催する忘年会があるのですが、そこにいつもEXILEの関係者が出席しているのは有名な話ですよ」(芸能ライター)

 元不良が不良時代の仲間との友情を忘れず、有名になった今も義理を欠かさない。立派ではないか。さすがである。しかし、NHKは「反社会勢力と繋がりのある者の出場は認めない」はずではないのか。NHKが、もし真顔で「彼らはまったくの白」だと強弁するつもりなら、NHKの調査能力は一介の芸能ライター以下といっていい。

「黒い交際」以外にも、犯罪を犯して問題になった者でも、事務所の力が強ければ平気で出場できるのもNHKならではといえる。たとえば、氷川きよし。元マネージャーへの暴行が発覚し、書類送付されたばかりである。暴行といえば、長渕剛も然り。元マネージャーへの暴行、暴言、監禁の疑いで提訴され、現在も係争中という身である。

 他にも、NHKの宣言に「触れる」歌手たちが多数出演する今年の紅白。紅組、白組の勝敗の行方を気にするのもいいが、彼らの関係する「組」に思いを馳せるのも、また一興である。

(取材・文/小林靖樹)

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