マクドナルド異物混入で“便乗クレーム”続出か

デイリーニュースオンライン

Photo by t-mizo via flickr
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 マクドナルドの商品への異物混入事案が、相次いで発覚している。

 東京都江東区の店舗ではチキンナゲットに青いビニール片が、福島県郡山市の店舗ではサンデーチョコレートに2cmのプラスチック片が混入。さらに、2014年8月に大阪府河内長野市の店舗で販売されたフライドポテトには、なんと「ヒトの歯」が混入していたというから驚きだ。

 ここ数日でほかにも数件の異物混入が報告されているのだが、現在マクドナルドでは、このタイミングを狙った“便乗クレーム”が多発しているという。

 実際にマクドナルドに勤務するアルバイト女性・A子さんに話を聞いた。

「学生時代からかれこれ7年程マックで働いていますが、報道が増えたここ数日は、“異物混入疑惑”のクレームが増えています。クレームの内容は、『この前買ったハンバーガーに毛が入っていた』『先日買ったポテトの歯ごたえが、いま思い返せば異常に固い部分があった。あれは異物だったのではないか』など様々です。ただ、共通しているのが、数日前に購入した商品ということ。マニュアルでは商品に関するクレームを受けたら、必ずレシートを確認させていただいてから、場合によっては返金などで対応することになっています。マニュアルに従ってレシートの提示をお願いすると、ほとんどの客が『じゃあいいです』と帰ってしまう。返金を目的とした“便乗クレーム”なのは明らかです。正直、とても迷惑ですね……」

 なかには電話でクレームを入れてきて、レシートの提示を促すと「わざわざ持って来いっていうのか! ふざけるな!」と激怒され、その後、無言電話が1時間以上続いたこともあったという。便乗クレームに悩まされるA子さんだが、同店舗にはまた別も問題もあるのだとか。

「連鎖的に異物混入が発覚していることからわかるように、混入は起こってしまっているんです。私のいる店舗では、ハンバーガーの中に、パティを焼く際に使ったクッキングシートの切れ端が混入してしまうケースが何故か多い。ここ1年間で2〜3回はありました。私たちの店舗もいつかは報道されてしまうのではないかと、スタッフ一同ハラハラしているというのが正直なところでもあります」

 便乗クレームに、まだ公にはなっていない異物混入事案。マクドナルド騒動は、もうしばらくは続きそうだ。

(取材・文/DMMニュース編集部)

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