グラドル杉本有美「ギャラ未払い」裁判でわかったアイドル薄給事情

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現所属事務所の公式プロフィールより
現所属事務所の公式プロフィールより

 グラビアモデルで女優の杉本有美(25)が、前所属事務所である「タンバリンアーティスツ」と、未払いギャラをめぐって係争中であることが分かった。1月21日付の『スポーツ報知』が報じた。

 東京地裁には杉本と前所属事務所の代表、現所属事務所の「フォービズムエンターテイメント」代表が出廷し、弁論では本人尋問が行われたという。未払い総額について前事務所代表は540万円と主張する一方、現事務所代表は未払金が約2000万円だと提示したという。

 杉本は専属契約期間だった2007年4月~2012年3月で未払いがあったと訴えた。2009年12月には、行ったはずの仕事の項目が給料明細に記載されていないことに気付き、前事務所代表との面談で涙ながらに訴えたという。「早急に調べて支払う」と約束をしたものの、その後も報酬が支払われることはなかったという。

眞鍋かをり前事務所では月給5万円だった

 ちなみに事の発端となった“記載されなかった”仕事には『炎神戦隊ゴーオーンジャー』(テレビ朝日系)、NHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』、NHK大河ドラマ『江~姫たちの戦国~』など、有名番組が多数並んでいる。

 この未払い裁判騒動にネット上では

「杉本有美頑張れ!」

「すごい業界だな…」

「心配・・・!!幸せになって欲しい感ある」

「世知辛いなあ…」

「この子、グラビアなんてやらなくていいくらいめちゃくちゃ美人なのに、とても才能を生かしきれてない感じが残念。やっぱ事務所のせいだったんだな」

 と、杉本を擁護する声が多い。一方、業界関係者はこう証言する。

「CMやドラマといった単価の高い仕事が多い女優と比べ、グラドルはどうしても事務所から下に見られるケースが散見されます。またひとつひとつの仕事に関しても、契約書などが存在せず口約束で済まされる場合も多々あり、こうして事務所から“搾取”される例はいくらでもある。眞鍋かをり(34)はトラブルとなった前事務所に所属していた際、『月給は5万』とバラエティで暴露していたし、大御所グラドルのHでさえ、最盛期の事務所からの手取りはたった10万円ほどで、遊ぶ金はパトロンであるIT企業社長に工面してもらっていたという話も聞きます」(芸能記者)

 こうした不条理がまかり通るなか、意を決して訴えに出た杉本には賞賛の声が集まっている現状。今後の芸能活動に悪影響が出てしまう可能性もあるが、まずは今後の動きに注目していきたい。

(取材・文/須田恭也)

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