たかじん『殉愛』映画化も消滅…長引く騒動に胸を痛めるファン続出

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映画化も消滅した『殉愛』
映画化も消滅した『殉愛』

 昨年1月に死去して以降も何かと名前を目にする機会が多い、歌手でタレントのやしきたかじん(享年64)さん。死後に出版された『殉愛』(幻冬舎)をめぐり、彼女と執筆者の作家・百田尚樹氏側と、たかじんさんの親族側との分裂騒動が繰り広げられる中、同書のドラマ・映画化計画が消えてしまったことが新たに報じられた。同書の背景には「たかじんさんの遺産をめぐる争い」があるとされるだけに注目が集まっている。

 百田氏によって描かれた『殉愛』は、たかじんさん自筆のメモや、看病に人生を捧げ寄り添ったと主張するさくらさんの証言などに基づき、「かつてない純愛ノンフィクション」として昨年11月に発売されたもの。しかし、同書が発売された数日後にはたかじんさんの長女が幻冬舎を相手取り、出版差し止めと損害賠償を求める訴訟を起こした。その後、両者は真っ向から対立。さくらさんに“重婚疑惑”も浮上するなど泥沼騒動へと発展した。

 さらに先日2月3日に行われた、たかじんさんの一周忌『偲ぶ会』において、さくらさんと百田氏が大阪市内のホテルで開催したものとは別に、親族や知人らによって、たかじんさんが生前に利用していたライブハウスでもイベントが開催され、関係性の激化が露わになっていた。

 このような騒動が影響し、世間では『殉愛』のイメージが悪化していくばかり。その中で、ドラマ・映画化の企画がストップしてしまったと、12日配信の『東スポWeb』が報じた。それによると「『殉愛』を基にした作品でTBSがドラマを、読売テレビが映画を作る予定だったが白紙に戻った」とのことで、現状の“殉愛トラブル”が原因となっているようだ。

 TBSは以前に『中居正広の金曜日のスマたちへ』で同書を特集し、ドラマ制作への権利を得ていたという。読売テレビの映画化に関しては、たかじんさんが生前最も力を入れていた番組が同局の『たかじんのそこまで言って委員会』だった故の権利獲得だったとされ、たかじんさん役には俳優でミュージシャンの福山雅治(46)が候補に上がっているという噂もあったとか。

 収束の気配がない泥沼騒動で『殉愛』映像化断念のニュースに対しネット上では、

「殉愛、悪い意味でしか話題になってない」
「嘘まみれで映画化する意味なんてない」
「というか、裁判してて映画化できるわけない」
「どっちの言い分が本当だかわからない」

 などと、ドラマ・映画化への期待よりも、真相が気になるといった声が多く上がっている。また、

「財産があると大変なんだなって改めて思った」
「たかじんが可哀想」
「もう、たかじんさんをそっとしてあげて」

 というように、たかじんさんのファンは一連の騒動に心を痛めているようだ。今月18日には大阪地裁でさくらさん側による口頭弁論が行われる予定で、今後の展開からも目が離せない。

(文/一樹守)

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