民主党・岡田克也代表は猫にデレデレ…ペットを溺愛する政治家たち

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猫好きで好感度もアップ?
猫好きで好感度もアップ?

 3月21日、民主党の岡田克也代表がテレビ東京「田勢康弘の週刊ニュース新書」に出演した。同番組は真面目な政治談議をする、非常に硬派な内容だ。そうした内容に反して、同番組は政治にあまり関心がない層からも注目を浴びている。

 その理由は、ホスト役の田勢康弘氏とゲストが真面目に語り合っているスタジオ内をネコの“にゃーにゃ”が自由に闊歩しているからだ。“にゃーにゃ”の所作には、政治に関心がない層でも心が引きつけられてしまう。

 本来、政治家をゲストに呼ぶ番組でネコが自由奔放に歩き回ることはあり得ない。ほかのテレビ局とは一味違うことをやる主義のテレビ東京だけに、「田勢康弘の週刊ニュース新書」ではネコアレルギーの出演者がいる場合を除いて、たとえ大物政治家がゲストであっても“にゃーにゃ”はフリーダムに振る舞い、スタッフもそれを気にしない。まさに、テレビ東京的な番組といえる。

 今回の出演者である岡田代表は、自他ともに認める永田町一の堅物である。例えば、民主党の新人議員があいさつに訪れる際に持参した手土産を一応は受け取るものの、後から丁寧に返送する。

 あまりの潔癖ぶりに「あれほどの堅苦しいと、かえってほかの議員から疎まれるんじゃないかと心配になる」(民主党関係者)と言われるほどだ。

 今回のオンエアでは、岡田代表に“にゃーにゃ”がなつき、終始、柔和な表情を見せていた。ネコとじゃれ合う岡田代表も相好を崩し、お茶の間にもその光景は微笑ましく映ったに違いない。

 政治家たちは、動物好きが多い。それは殺伐とした世界に身を置き、イヌやネコといったペットに癒しを求めるからだと思われる。

プーチン大統領から贈られた“ミール君”

 そうした動物好きが多い政治家のなかで、マスコミ関係者から「ガチでネコ好き」と言われているのが秋田県の佐竹敬久知事だ。秋田県といえば、天然記念物にも指定されている秋田犬の産地だが、佐竹知事は超がつくほどのネコ好き。普段、佐竹知事は公舎で寝起きしているが、その公舎で八匹のネコと暮らしている。

 佐竹知事がネコ好きになったのは、前職の秋田市長時代だった。市長公舎に住みついていたネコを飼うことになり、そこからどんどん飼いネコが増えていった。知事2期目の2013年には、ロシアのプーチン大統領から友好の証しとしてシベリアネコが贈られている。

 ロシア大統領からの贈り物ということもあり、ネコが贈られた際は記者会見がネコの話題一色になった。記者からは、ネコは県の所有物なのか? 知事個人の私有物になるのか? といった質問がされている。

 佐竹知事は「ネコは個人になつく動物である」との見解から、県で管理することは難しく、知事個人に贈られてきたものと述べた。ネコを飼う特注の特大ゲージは、私費で購入している。ほかにも、ロシアから贈られてきたネコは、検疫の関係で成田空港に半年間も係留されたが、待ち切れなかった佐竹知事は成田空港まで会いに行ったことも記者会見で明かした。

 シベリアネコを“ミール君”と名づけられ、現在は秋田県のHPに【最近の「ミール君」】というコーナーまである。それほど、佐竹知事は“ミール君”に首ったけなのである。

 佐竹知事や岡田代表がネコと戯れて好感を得ることと、政策が優れていることとは無関係だ。それでも政治離れが叫ばれている昨今、政治を知る第一歩として親しみやすさを判断材料にしてもいいかもしれない。

(取材・文/小川裕夫)

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