【海外の日本ブーム】中国で人気の日本文化専門誌『知日』って知ってる?

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【海外の日本ブーム】中国で人気の日本文化専門誌『知日』って知ってる?

以前、NHKの番組で紹介されていたのを機に知った『知日』という雑誌。調べたら「猫」を特集した号があったので、取り寄せてみました!

雑誌『知日』って?

 この『知日』は、2011年1月に北京で創刊された。「奈良美智」だとか「推理小説」だとか「明治維新」だとか、日本に関するテーマを一つ取り上げ、オタク的に徹底紹介、徹底分析するちょっと贅沢なムック本である。創刊号では1万部売れたらもとがとれる、と計算していたら初版3万5000部を2カ月で完売したとか。今は月刊誌として毎月実売5~10万部も売れている。人口13億人の国で10万部? 大したことないじゃないか、と言ってはいけない。人口は多いが書籍・雑誌流通などが成熟していない中国出版界では、中国で人気の経済時事隔週刊誌『財経』ですら公称40万部。日本のことだけに特化した月刊誌が創刊4年目で毎月実売10万部も売れるというのはかなりすごいことなのだ。

出典: 日経ビジネスONLINE

中国版Twitterの「微博(Weibo)」の知日公式アカウント(http://weibo.com/zhijp)には、38万人のフォロワーがいるようです。

さらに、2015年1月には、この雑誌を紹介した書籍『知日 なぜ中国人は、日本が好きなのか!』が発売され、メディアや書店店頭で特集されるなど大きな注目を集めています。

今回取り寄せてみたのは、日本の猫を特集した号。さらに別冊付録として「藤子・F・不二雄ミュージアム」が紹介されています。

かわいい猫ちゃんの写真が満載です。

『What's Michael?』から『伊藤潤二の猫日記 よん&むー』、『らんま2分の1』まで猫が登場する日本のマンガがたくさん紹介されています。日本で紹介される「猫のマンガ」とは少しラインナップが違うところが新鮮です。(写真左下に注目)

「猫の島」として有名な、宮城県石巻市の田代島の写真もたくさん。

そのほか、アラーキーの『愛しのチロ』や……

伊原美代子さんの写真集『みさおとふくまる』から……

猫ごころをくすぐる素敵な写真を、たっぷりと掲載。

後半はキャラクター化された猫たちが登場。トップ・オブ・猫キャラのキティちゃんや……

なめ猫までも!

巻末には、おそらく猫つながりで、「藤子・F・不二雄ミュージアム」の紹介も。日本にいながら、わたしは一度も行ったことがありません。「これは行かないと!」という気になります。

ちなみに、他にどんな特集があるかというと……

同誌はかつての平凡社の『太陽』のような量に負けない深堀りによる質と(毛丹青主筆)「ベストセラーの娯楽性とロングセラーの資料性を求めた」(蘇編集長)という。これまで「断捨離」「禅」「日本食」「手帳」「礼儀」「制服」「森ガール」「明治維新」「暴走族」「妖怪」「鉄道」など計25タイトルを発刊。トップ5入りした人気テーマには「漫画」「猫」「日本食」「妖怪」「断捨離」「家宅」などがある。

出典: PUNTA

今回紹介した「猫」は、トップ5入りした人気テーマのひとつなんですね!

中国語が読めないと記事の内容はわからないのですが、日本のコトを紹介しており、作品タイトルなどにちらほら日本語を見かけるため「なんとなくわかる」というのが全体を通しての感想です。特にこの号は、文字が読めなくても写真を見ているだけで、まさに猫好きにはたまらない一冊です。

Amazonなどで取り扱いがあるので、気になった方はぜひチェックしてみてください!

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