【医師たちのリアル恋愛事情】ドラマ以上に乱れた不倫だらけの院内恋愛 (2/2ページ)

デイリーニュースオンライン

ネットの発達で「噂の拡散」もスピーディに

 近年のインターネットの発達は、思わぬ人との出会いを可能にしたが、遠距離不倫を支えるテクノロジーにもなった。「医師同士の不倫」といえば、昭和時代には「同じ病院に勤務中」パターンが殆どであったが、近年では「東京と仙台」レベルの遠距離においても、水面下で愛を育む不倫カップルは実在する。ダブル不倫の場合には、むしろ距離が少し離れているぐらいのほうが長続きするのかもしれない。

 10年超の関係が学会内では公然の秘密となり、女医妻が他の男と「学会出張」という名の逢瀬を重ねていても、顔色を変えず淡々と診療を続ける男性医師も実在した。当時、この寛大な医師夫は「○○医大の神田正輝」と呼ばれていたが……「聖輝のカップル」も離婚した現在、この夫がなんと呼ばれているのか私は知らない。

 国際学会だと、1週間程度の日程では日本人が立ち寄るような場所が限られているせいか、国内学会よりもさらに発覚リスクは高くなる。学会の合間に現地1日バスツアーに参加したら、学会内で有名なダブル不倫カップルも同乗しており、ツアー中ずーっと中国人のフリをせざるを得なかった若手医師は実在する。

 関東と中部に分かれたカップルで、関東の教授が「国際学会に出席すると帰国便がいつも名古屋行」と評判になり、さらには女医の不倫を知りつつも「関東の教授が大物すぎて、女医の学会出張申請を認めざるを得ない」と頭を抱えた女医上司も実在する。

 私の留学先でも、噂の熟年カップルが「病院見学」と称して1時間程度滞在し、速攻で夜の街に消えていったことがあったが、言葉を超えて漂う雰囲気を察知した米国人スタッフに「あの二人はどういう関係なのか?」と詰問されて、説明に難渋した医師は実在する。

 近年の女医率増加とインターネットの発達はとどまることをしらず、学会中にデートする同科医師カップルは今後も増加の一途であることが予想される。しかしながら、近年のスマホの普及は、学会中の密会写真などの証拠確保を容易にした。またSNSの発達によって、噂は容易に拡散するようになった。こういうリスクを認知した上で、不倫を止められない医師の皆さんは、学会中の逢瀬に臨んでいただきたいものである。

ドラマ『医師たちの恋愛事情』公式サイト|フジテレビ

まとめ

  • 同科医師の不倫カップルは、学会にかこつけて密会する者が多い
  • 学会中に密会する女医は、出張の荷物が不自然に大きい
  • インターネットの発達により遠距離不倫が容易になったが、噂も拡散しやすくなった
  • 学会中に密会したい不倫医師は、場所や時間帯を熟考した上でのデートが推奨される
筒井冨美(つついふみ)
1966年生まれ。フリーランス麻酔科医。米国留学、医大講師を経て2007年よりフリーに転身。テレビ朝日系ドラマ『ドクターX∼外科医・大門未知子∼』取材協力。4月9日(木)22時からスタートするドラマ『医師たちの恋愛事情』(フジテレビ系)で医療アドバイザーを務める
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