カラコンにミニスカはキツい…“ブ魔女”認定される女たち

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美魔女が手に入れたいモノとは?
美魔女が手に入れたいモノとは?

 みなさん“美魔女”がどんな女性が説明できますか? 元々は雑誌「美STORY」発祥の造語で、才色兼備の35歳以上の女性を指し、「魔法をかけているかの様に美しい」ところからきているそうです。

 しかし、この美魔女は現在では解釈も少し変わり、色んなところで炎上ネタとなっているから無視できません。批判の声のある中で、女性達はなぜこの美魔女にこだわりつづけるのか、そして美魔女ブームに乗っかるカタチで増殖する“ブ魔女”とは何者なのか。今日はそんな女性達について分析してみます。

美魔女を賞賛する流れに疑問

 そもそも美魔女の話題が再注目されたのは、お笑い芸人の小籔千豊さんが某テレビ番組で「みんなキレイにならなアカンわけではない」と、美魔女達の高すぎる美意識と、それを良しとする世の空気に苦言を呈したのが発端と言われています。

 確かにキレイであること=良いことという流れは極端すぎますが、そんな賛否両論あるなかで、最近美魔女を目指すあまり、若さに走りすぎてしまう“ブ魔女”が増えているといいます。一体全体なぜそんな言われ方をされてしまうのでしょうか。

いつまでも若くありたい!という気持ちが暴走

 知り合った人に年齢を明かさないことで有名なある女性。現在は会社員ですが、レースクイーンなどの華やかな職種経験から、ビジュアルはやや派手め。そんな彼女ですが、最近周りから、ちょっと若さを意識しすぎではとの声も聞こえてきます。

 というのも、明らかなファンデーションの厚塗りと、ギャル御用達のカラコンにミニスカが定番スタイルという、まさに若者ファッションを今も楽しんでいるからです。

 本人は美魔女路線をいっていると思っているようですが、体型などはそれなりに年齢を重ねているため、影では全く若々しいとは思われていないから悲しいところ。ビジュアルの年齢変化は避けられませんが、どうやら年齢をガン無視して若さを追い求めて不自然になってしまうと、ブ魔女認定されるようです。

ビジュアルの変化は同性同士でも指摘しにくい問題

 大半の女性は、自分の見た目を毎日気にしています。でもこの“毎日気にする”という行為が時に感覚を鈍らせます。

 どういうことかと言うと、毎日自分の美を保とうと気にしすぎると、ケアの成果にばかり目がいき、自分が年を取っていることを忘れてしまうのです。これが、過剰な若さに走る原因と思われます。

 そして男性からしたら意外かもしれませんが、実は老化について女同士指摘し合うのは、とてもハードルの高いこと。できないというか、本人がぶっちゃけるカタチで自分の見た目の話題を振らないと、年をとるほど言及しにくいのです。

 変な方向へ若作りする女性は、周りからの注意も入らずそのままどんどん暴走する。この流れがブ魔女を生み出すサイクルなのです。

 若さや美しさってそんなにしがみつくべきものかと思うかもしれませんが、女性からしたらとても大事な問題です。

 年相応の美しさを目指せばいいと思う人もいるかもしれませんが、年相応の美しさには美しさの他に、知性や気品など沢山の要素が加わり目指すゴールは人それぞれ。実は手に入れるのは若さを求めるよりも複雑で難しいのです。

 海外ではあまり賞賛されない美魔女問題ですが、そもそも若いことはいいことだ! という文化が日本にあるから、ブ魔女も美魔女も生まれていくのです。彼女達の活躍は、日本のちょっと歪んだ美意識が生み出したものなのかもしれませんね。

(文/おおしまりえ)

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