7月クールのフジテレビ系“月9枠”で、主演を福士蒼汰（22）、ヒロインを本田翼（22）がそれぞれ務めることが6月2日、発表された。昨年ブレイクの若手同士による、話題性抜群のキャスティングとなるはずだったが、ネット上では懐疑的な声も聞かれるようだ。

　最新月9のタイトルは『恋仲』で、福士は本田に思いを寄せる幼なじみ役を演じるという。ライバルも登場するなか、ふたりは恋頃ころ募らせていく『王道ラブストーリー』になるという。

本田翼にも演技力で疑問を抱く声が

　福士といえば、国民的朝ドラ『あまちゃん』の出演から人気に火が付き、2014年の綾瀬はるか主演『きょうは会社休みます。』（日本テレビ系）で大ブレイク。同作は全話平均視聴率16.0％のスマッシュヒット作だが、福士が担当した年下彼氏・田之倉くんは完全に当たり役で、初回の“壁ドン”がネット上で大きな話題となり、放送終了後には“田之倉ロス”という現象まで発生した。

　ところが、伝統ある月9での主演発表に対しては、さぞファンの嬌声が上がるとおもいきや

「福士蒼汰の月9主演は早すぎると思うけどな～」
「月9としては、主役メンバーが弱い気がする」
「今ホントに旬の2人だけどストーリーはわかりやすいベタな物になりそう」
「ここに来て、またつまらないベタ恋愛路線に戻すのか。低迷期はまだ続きそうですね」

　と、疑問を抱く意見が少なくない。また、一方の本田も『安堂ロイド～A.I. knows LOVE？～』（フジ系）『ヤメゴク～ヤクザやめて頂きます～』（TBS系）など話題作への出演も多いが

「翼ちゃん、可愛いけど。演技力に不安があるので、、」
「本田翼は可愛いけど、他にキャストいなかったかなと思う」
「月9としては、主役メンバーが弱い気がする」

　と、演技面への不安もささやかれているようだ。さらに若手の人気役者、というキャスティング自体にも

「キャスティング案を出したのは若い人だな。よく企画が通ったな。無謀としか思えん」
「美男美女起用でのオリジナル脚本で勝負は良いのだけど、視聴者層も限られる意外性のないラブストーリーでこの二人が主役じゃ、高クオリティーも望めないので記録にも記憶にも残らない作品になりそう」

　といった批判も少なくない。昨年のオリコン『ブレイク俳優ランキング』でも首位を獲得した福士だが、月9の晴れ舞台は今後の芸能人生命を左右する、文字通りの“正念場”となりそうだ。

（文／一樹守）