小沢真珠「ブタマリ!」CMにクレーム続出…全国のマリさんが激怒か

デイリーニュースオンライン

ドSキャラが裏目に?(写真はFacebookより)
ドSキャラが裏目に?(写真はFacebookより)

 昼ドラ女優・小沢真珠(38)が、「ブタマリ!」と、昼ドラさながらに連呼するCMが話題を呼んでいる丸亀製麺の新メニュー「豚マリぶっかけ」。実はひっそりと、メニュー名を「豚マリネぶっかけ」に変更していたことが明らかになった。

 商品名の変更について、丸亀製麺を運営するトリドールは、「『豚マリ』だと何の商品かわかりづらいという声もありまして、『豚マリネ』に変えました」としているが、実はクレームの影響も大きかったようだ。

「このネーミングはひどい」というクレームが殺到?

 CM内での「ブタマリ!」の連呼が「豚+マリ」を連想してしまい、全国のマリさんから怒りを買った。

「連呼するからすごい心に刺さる」
「丸亀の豚マリすごい傷つくーーーーー」

など、Twitterでは悲しい声が上がっていた。

 それに呼応するかのように「このネーミングはひどい」というクレームも増えていったようだ。事実、メニュー名変更について運営会社は、「お客様相談室などには、ネーミングに関する苦情もあったようです。それが(変更の)一因でもあります」と明かしている。

 CMに対するクレームといえば、今年3月に「一平ちゃん夜店の焼そば」が記憶に新しい。広瀬すず(16)の、「全部出たと?」というシーンが卑猥だとして、セリフの差し替えが行われた。ネットでは、「一平ちゃん」CMの台詞変更は大きな議論を巻き起こた。

「苦情した奴が変態なだけだろ」
「不適切と指摘した人のモノの見方が不適切やろ」

 など、セリフ差し替えの是非が問われた。このようなCM自粛は最近目立っており、

「現代社会で日本人のストレスがたまり、許容範囲が狭くなっている。そして、クレーマー化する人が増加傾向にある」

と分析する専門家もいるほどだ。

 こんな世相では、企業の広報、CM制作の現場は、モンスタークレーマーにさぞや頭を抱える存在だろう。だが、「これをチャンスとする見方もある」とCM関係者が語ってくれた。

「モンスタークレーマーの苦情によるCMの自粛や改変は、かつては企業やクリエーターの負けを意味していました。ただ近年は、CMにクレームがつくと、そのCMとクレーム理由が話題となりネットで拡散され、通常よりも費用対効果が高くなることがあります。ある種の炎上マーケティングというか。テレビの視聴率が落ちてきているなかでは、実は結構ありがたいことなんです」

 確かに、クレームがあったCMはネットで話題に上りやすくなる。

 もちろんいいことばかりではない。このクレーム対応は、非常に繊細さを要求されるという。

「とんでもないクレームでも真摯な対応をすることができれば、企業側にとってはイメージアップ、より高い宣伝効果になります。ただし、やみくもにクレームに従ってしまえば弱腰の企業と見られるので、イメージダウンにもなりかねない。最近はこの辺りのバランスを折り込み、あらかじめクレーム対応まで考えてCM戦略を練っていくことも多いですね」(同関係者談)

 かつては、厄介者として見なされていたモンスタークレーマー。だが今、広報の世界ではその存在に利用価値が見いだされつつあるようだ。

(取材・文/タナカアツシ)

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