【ライザップvs週刊新潮】批判記事をめぐる論争バトルの行方

デイリーニュースオンライン

写真はHPより
写真はHPより

 週刊新潮(新潮社)のライザップ叩きが止まらない。 ことの発端は、週刊新潮6月11日発売号に掲載された『2か月で37万円「ライザップの客とスタッフが危ない!』と題する批判記事。これに対してライザップの親会社「健康コーポレーション」は、すぐさま発行元の新潮社に「記事の内容は事実と異なる」と厳重抗議し、記事の撤回と謝罪を要求。法的手段の可能性も示唆した。

 これに対し、新潮社が選んだのは「真っ向勝負」だった。6月18日発売号で、すかさず「ライザップの反論は“妄想”に過ぎない」と一蹴、新たな疑惑を報じたのだ。

新潮社の社内には報道に否定的な意見も

 無理なトレーニングのせいで、第11胸椎圧迫骨折をし、一歩間違えていたら半身不随の可能性もあったという40代男性や、過度な糖質制限ダイエットのため『色素性湿疹』という肌が黒くなる湿疹の症状に襲われた20代女性などが週刊新潮には登場し、「被害」を訴えている。

 果たして、どちらの言い分が正しいのか? 双方の関係者に話を聞いた。まずは新潮社に出入りするフリー編集者の男性。

「社内には、今回の週刊新潮の対応に否定的な空気もあります。まずは、二週にわたってやるような強いネタなのか、という意見。たしかに、記事の内容が事実だったとしても、人が死んだわけでもなく、今一つ、反社会性が薄いのは否めない。ここ数年、名誉棄損でメディア側が負けることが多発してますから、上層部は早くも“カネ”の心配をしているようです」

 一方の、ライザップに近い筋の関係者は次のように語る。

「上層部は怒り心頭ですが、同時に、週刊新潮にはまだ他にも“隠し玉”があるのではないか? と不安を覚える社員も少なくないようです。内部関係者の一人が言ってました。“事業の急拡大にともなって、会社として、いろんな無理をしてきたのも事実。これ以上、綻びが出なければいいんですが”と」

 果たして、この戦いの顛末はいかに?

(取材・文/小林靖樹)

「【ライザップvs週刊新潮】批判記事をめぐる論争バトルの行方」のページです。デイリーニュースオンラインは、ダイエットビジネス社会などの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る

人気キーワード一覧