無農薬野菜が体によくて美味しいはウソだった!? (2/2ページ)

日刊大衆



だから当然のように高い。一般作物の約1.8〜2倍である。その高い値段に目をつけ、悪徳業者が廃棄された不格好な野菜に有機野菜のラベリングをして販売することもある。

それだけ手間がかかるだけに、有機野菜が国内総生産量に占める割合は0.18%(平成19年度・農林水産省調べ)とやたら低い。普通のスーパーに流通するわけもなく、一部の高級食材店と飲食店でほぼ全量が消費されているのが実際だ。もし近所のスーパーに有機野菜が置いてあったら、少し疑ってかかった方がいい。

有機野菜は厳しい基準が課せられているが、中には堆肥に鶏糞を使い、半発酵状態で土に入れるような農家もいる。この場合、鶏糞に含まれる重金属や抗生物質が分解されずに土を汚染することになる。

無農薬野菜にしても有機野菜にしても、異常に手間ひまはかかっているので、それなりには美味しいが、実際は健康とも安全とも関係ないことをお忘れなく。要するにブランド野菜なのだ。
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