爆笑問題・太田光に論戦を仕掛ける“左翼アイドル”の正体

デイリーニュースオンライン

写真は公式HPより
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 護憲団体・憲法九条やまとの会が6月13日に開催したイベントで、女性アイドルグループ『制服向上委員会(SKi)』が政権批判の内容の曲を歌ったことで波紋を広げている。ネットでは“左翼アイドルグループ”とも呼ばれる制服向上委員会だが、7月9日発売の『週刊新潮』(新潮社)には、彼女達を一般のアイドルとは異なるグループに育てた所属事務所・アイドルジャパンレコードの高橋廣行社長が取材に応じている。

「痛々しい発言」に皮肉ツイート

 1992年に結成された制服向上委員会は当初、普通のアイドルソングを歌っていたが、2005年に憲法九条をテーマにした『理想と現実』をリリース。その後も2011年の『ダッ!ダッ!脱・原発の歌』など、安倍晋三首相(60)や自民党を批判する内容の曲を発表。同年11月にはみんなの党員主催の『脱原発タウンミーティング』に参加するなど、異色の活動を見せている。

 そんな中、今回のやまとの会のイベントでも安倍政権批判ソングを披露した制服向上委員会。イベントが行われた神奈川県大和市と大和市教育委員会は「特定の団体を批判するのであれば、公共である市が後援するのはふさわしくない」として、同会の後援を取り消すことを発表した。

 この件は芸能界でも話題に。お笑いコンビ・爆笑問題の太田光(50)は6月30日深夜のラジオ番組『爆笑問題カーボーイ』(TBS系)で、制服向上委員会について、

「やらされてるんだろうなぁ」
「さすがにちょっと痛々しいよね」

 などと発言。しかし太田といえば、普段からメディアで政権批判しながらも、2015年4月の安倍首相主催『桜を見る会』に出席していた。

 そんな太田に対し、制服向上委員会のスタッフが7月2日付けのTwitterで、

「これだけ安倍さんに擦り寄ってたら、痛々しいと言うしかないよね」

 と、太田と安倍首相の写真付きで皮肉ツイート。さらに4日には制服向上委員会メンバー・齋藤優里彩(18)が「私からすると安倍さんにゴマをすってる太田光さんの方が痛々しく見えます」とツイートした。にわかに論戦が勃発したのだ。

左翼化のきっかけはTBSのラジオ番組

 そして『週刊新潮』によれば、制服向上委員会にこうした路線を敷いたのが高橋氏だという。安倍首相を扱ったものを含む制服向上委員会の曲の7割を手掛けてきたという高橋氏。路線変更の理由は、94年頃に出演したTBS系のラジオ番組がキッカケだとした。この時、メンバーの自宅紹介で「私のヘアーを見て」と、部屋とヘアー(陰毛)を掛けた台詞を言わされたとして、番組側とケンカに。高橋氏は芸能界から一線を画す決意の下、1995年に現事務所を設立したと説明している。

 ネットでは「使いづらいアイドル」といった指摘もある制服向上委員会だが、今後どのように活動展開していくのか目が離せない。

(取材・文/一樹守)

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