世界ランキング5位、日本プロテニス界の至宝、“世界の錦織圭(25)”に対して、日本の芸能マスコミが、またも“ちまちま”としたモラルを持ち出して、揶揄をはじめている。

　活躍を期待された全英オープン2回戦（7月1日）では、錦織はふくらはぎを痛めて途中棄権。ファンをがっかりさせたが、それから一週間も経たない7月6日、ショッピングモール『御殿場プレミアム・アウトレット』（静岡県）で、若い女性と二人で仲睦まじく歩く姿を女性週刊誌に激写され、話題となった。

　報道によれば、女性とは“観月あこ”なる無名のモデル。写真を見る限り、さすがモデル。抜群のプロポーションの美女である。

　このツーショットに色めき立った芸能マスコミは、錦織に対して、陰湿な報道を繰り広げはじめたのだ。世界的テニスプレイヤーが“二股”とはけしからん。しかも、全英棄権から数日後に何やってるんだ、と──。

“キスマイ”玉森裕太の元カノだった

　錦織には結婚を約束した恋人がいると、一部マスコミではこれまで報じられてきた。相手は元新体操選手の坪井保菜美(26)である。

　現在も交際中なのか、別れたのかは定かではないが、これをもとに「二股」だの、「裏切り」だのと煽る芸能マスコミの体質にはうんざりしている人も多いはず。

　大手スポーツ紙のベテラン記者も呆れ顔でいう。

「錦織は今や世界的スター。激戦の合間に、女性と遊んでリフレッシュするのが何が悪いんですかね。婚約者がいたって関係ないですよ。いい悪いじゃないんです。

　超一流のアスリートっていうのは、性欲も並大抵のものじゃない。かつてのプロ野球の大スターである長嶋さんや王さんなんか、そりゃあ、女遊びも派手でしたよ。でも、そんなのは当たり前のことですから、知っていても、いちいち書き立てたてることもなかった。最近のメディアは何とも器が小さい。まるで、ヒステリックな道徳バアさんみたいなもんです」

　7月28日発売の週刊女性も、錦織と観月の関係を大々的に取り上げ、一見、プロテニス選手としての錦織を応援する風を装いつつも、「二股交際」を暴き立てるような取材記事を掲載している。

　さらに、この観月あこなるモデルは、“キスマイ”玉森裕太の元カノだったと明かしている。だから、何だと言いたくなる。

「はっきり言って、売名行為だと思いますね。。観月は有名芸能人やスポーツ選手の集まるパーティーなんかにしょちゅう顔を出していますから……」（芸能ライター）

　錦織にとっては、単なるお遊びの相手なのかもしれないが、たとえそうでも何が悪いのか。テニス界でのますますの活躍を期待せずにはいられない。

（取材・文／小林靖樹）