亀田興毅 ”希代の悪役スター”の知られざる実像「ボクサーとしてはヒール役だったが…」
ボクサーとしての亀田は日本人初の世界3階級制覇(L・フライ級、フライ級、バンタム級)を成し遂げるなど、35戦33勝(18KO)2敗という好戦績を残した。バンタム級で8度の防衛を重ねたのを含め、世界戦だけで14戦12勝(2KO)2敗というみごとな数字である。相手の呼吸と間合いを読んで繰り出すカウンターは速く、高い技術を感じさせた。 ただ、内容に関しては試合前のKO宣言や豪快なイメージとは著しくかけ離れたものが多かった...