東北学院大・女子大生が“目撃談”で卒論作成…「震災幽霊」現象の真相(2)たとえ幽霊であっても途中で降ろしたりはしない
別の41歳のドライバーも、8月だというのに厚手のコートを着た20代とおぼしき男性を乗せた。夕方のことだった。目的地を尋ねたが、黙ったまま。前を指さしていたので再度聞くと、「日和山」と言った。 日和山は津波の被害が最もひどかった南浜地区の背後にある山。ドライバーは日和山まで車を走らせたが、到着した時、男性は後部座席にいなかった。 ドライバーは工藤さんにこう話したという。「怖かったよ、本当に。生気を感じ...